不妊症の鍼灸レシピ
今日が12月29日?
3日後にはお正月?
慌てて来年1月のお灸教室のテキストを作っています。
1月のテーマは『不妊』。
ブログでもあまり取り上げていないので、
今日は『不妊』の話をしようと思います。
『赤ちゃんが欲しいけれど、なかなか授からない』人が
身近にいることを知ってから、知り合った奥様方に、
気軽には、「お子さんは?」と聞かなくなりました。
それほどデリケートな悩みだと思います。
不妊は女性側に原因があるように思われがちですが、
実際には男性に原因があることもあります。
男女ともに原因は様々です。
女性では、女性ホルモンの異常、子宮筋腫、子宮腺筋症、
子宮内膜症、子宮の奇形など…。
さて、妊娠するときに、女性の体の中では
どんなことが起きているでしょうか?
1.脳から卵巣へホルモン分泌。
∴ (ホルモンは血液の中に溶け込んで
∴ 血管を流れる)
2.そのホルモンに刺激されて、
∴ 卵巣の中の卵胞(らんほう)が成長。
3.成熟した卵胞から子宮内膜へホルモン分泌。
4.そのホルモンに刺激されて、子宮内膜は厚みを増す。
∴ 受精卵がのるベット作りです。
5.脳から卵巣へ、ホルモン(『1』のホルモンとは違う)が
∴ 分泌。
6.そのホルモンの刺激を受けて、
∴ 卵巣の中にある、卵胞が1つ破裂して、
∴ 中から卵子が飛び出す(=排卵)。
7.飛び出した卵子は卵管に入る。
8.卵子が飛び出した後、
∴ 卵胞は『黄体 おうたい』と名前を改名!
∴ 黄体は子宮内膜へホルモンを分泌。
9.そのホルモンの刺激で、
∴ 子宮内膜は作り上げたベットの上に、
∴ フカフカの敷布団を作る。
10.性交により、卵管に留まっている卵子が、
∴ 子宮頸管・子宮内・卵管と進んできた精子と出会い、
∴ 受精すると、『受精卵』となって卵管を上り、
∴ 子宮内膜に作られたフカフカの敷布団の上に
∴ くっつき(=着床ちゃくしょう)、そこで成長する。
これが『妊娠』です。
卵子が精子と出会わなければ、
子宮内膜のベットと敷布団は剥がれ落ち、
子宮の外に排出されます。
これが『生理』です。
以前、『生理の話』で書いたことと重複しましたが、
妊娠や生理までの過程って複雑ですね。
妊娠するには、『きちんと生理がある』ことが大切です。
生理中には女性ホルモンがいくつもかかわっています。
女性ホルモンは健康状態やストレスに影響を受けると
いわれています。
心も体も調子がいい!ことも、妊娠にはかかせませんね。
不妊症の鍼灸治療では、
先に述べた原因(子宮筋腫や子宮内膜症など)の治療と、
『心も体も調子い~い』妊娠しやすい体質にすることも
大切だと思います。
体質を改善するには時間がかかります。
当院に不妊治療に来られる方には、
自分でのお灸もおすすめします。
丁寧な問診と触診で、その人に合ったツボを教えます。
じんわりと症状と体質を改善します。
1月8日(火)と20日(日)の、当院内のお灸教室では、
妊娠しやすい体質にするツボの取り方、
お灸の仕方、ツボ押しを伝授いたします!
初心者の方も大歓迎!
お申し込みは電話と専用のメール・フォームで受け付けています。
詳しくは、ホームページ『お灸教室』のページをご覧ください。
今年最後のブログもながーくなりました。
毎度、最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんは、年末年始をどう過ごされますか?
みなさんにとって、来年もステキな年になりますように!!!
お正月明けに、この画面でまた会いましょう!
それまでお元気でっ!!!!!