コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

かぜの鍼灸レシピ

前回のブログで『かぜ』のことに触れましたが、

今日はその鍼灸治療をご紹介!

今までもかぜにまつわる鍼灸についてブログで書いたなぁーと思い、

下書きをパラパラ読み返しました。

ほほーっ、こんなこと書いたんだぁ~。

もう257話ともなると覚えていません。

今日はちょっと違う視点で書いてみます!

東洋医学では、体の中に『経絡 けいらく』という道が張り巡らされ、

その上に『ツボ』がのっていると考えられています。

この経絡は『手の太陰肺経 たいん・はいけい』。

11個のツボがのっています。

左腕しかツボを書いていませんが、右腕にもあります。

肺をつかさどるので、呼吸器の症状の治療に用いられます。

代表的な経絡は、相棒の経絡がいます。

『手の太陰肺経』の相棒は、『手の陽明大腸経 ようめい・だいちょうけい』。

20個のツボがのっています。

口から鼻にかけては、体の正中を越えて、反対側を通ります。

この経絡は鼻やのどを通り、鼻かぜやのどの痛みなどの治療に用いられます。

さて、ツボの話も何回か書いてきましたが、

代表的のツボは約360個。

そのツボの名前ひとつひとつに由来があります。

『かぜ』は『風邪』と書きますね。

東洋医学では、かぜをひく原因のひとつとして、

『風邪 ふうじゃ』という邪気が体の中に入るから!ととらえています。

『風』の漢字がつく、『風池 ふうち』や『風門 ふうもん』は、

風の通り道とされ、これらのツボもかぜの治療に用いられます。

ぐっすり眠れたら、かぜもすぐ治るのに、仕事・家事・育児などでそうもいかない…。

そんな経験ってありますよね。

かぜを長引かせると、体のスタミナが減り、よけい治りにくくなります。

そんな時は、エネルギーを補う鍼や灸もプラスします。

それにしても、顔と手を描くのは難しい!

2枚目はへび腕になっちゃった。

でも、また懲りずに書くと思う…。

体のしくみあれこれ~呼吸器

気温差が激しい日が続きますが、みなさんは風邪をひいていませんか。

かぜ症候群の中でも一番かかりたくないのは、インフルエンザ。

インフルエンザは、インフルエンザウィルスが鼻や口から入り込み感染しますが、

鼻水、のどの痛み、せきなど呼吸器の症状だけでなく、

高熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛なども伴い、

つらいですね。

中国留学中に、日本から持参していた解熱剤と根性でインフルエンザを治した

苦い思い出がある私は、今年もインフルエンザの予防接種に行ってきました。

               *

かぜ症候群は80~90%がウィルス感染。

空気中のウィルスや細菌から身を守るために、

私たちの呼吸器は日夜奮闘しています。

感染を防御する関所は7ヶ所。

(医学用語ですみませんが)

1.鼻毛

2.鼻腔内の粘膜・腺毛(せんもう)

3.くしゃみ反射

4.咽頭(いんとう)内のワルダイエル咽頭輪

5.気管支の粘膜・腺毛

6.せき反射

7.肺胞(はいほう)マクロファージ

普段は意識せずにしている呼吸。

1日に1万1000リットルの空気が、鼻や口から肺に送り込まれている!

空気中にはウィルスや細菌がいっぱい。

今も私の鼻・のど・気管支・肺は、ウィルスや細菌と戦っているんだなぁ…。

この時期は『免疫力』にがんばってほしい!

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人ごみの中、マスクをしている人がちらほら…。
風邪やインフルエンザに気をつける季節到来ですね。

すぐ近くの人がくしゃみや咳をし続けていると、
うぅー、絶対にうつりたくない!
その場をすぐ立ち去りたいが、
職場や満員電車やバスの中ではそうもいかない。

風邪やインフルエンザのウイルスが体の中に入り込まないよう、
この時期は体の『免疫力』に少しだけ気を使います。

私にとって睡眠不足は『免疫力』を下げる引き金に。
それから、冷えの積み重ねも!

3食ともできるだけ体の中から温まるものをとろうと心掛けています。
足が冷えてきたら、膝や足指を屈伸したり、
爪先立ち運動など脚の筋肉を動かすことによって
体の中から温めて…。
長く外にいて体の芯まで冷えきったら、
じっくり浴槽に入って温める。

寒さがピークになる1月・2月に、冷えもピークにならないようにしたいですね。
冷えでお困りの方は、灸治療の『箱灸』や『棒灸』もおすすめです。
もぐさを直に皮ふの上にはのせないので熱くありません。
ほんのりとした温かさが体の芯まで伝わり血流がよくなります。

詳しくは、女性鍼灸師による女性専門鍼灸院 レディース鍼灸ことう へどうぞ
                          http://www.ladies-kotou.com/

北風小僧と戦うツボ!

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昨日の昼間が穏やかな天気だっただけに、
今日の北風は身にしみますね。

どんなに忙しくても気が張っている時はよかったけれど、
一段落してホッとしたら風邪をひいてしまった…
ということありますよね。

東洋医学では、風邪をひくのは
抵抗力が落ちている時に体の中に
風邪(ふうじゃ)などの邪気(じゃき)が入るから、とされています。

その風の通り道とされるツボは3つあります。

1つは『風府 ふうふ』 
上の写真はツボ・モデルのうなじから肩にかけてです。
このツボは、体中央の緑のラインの一番上にあります。
うなじの真ん中で後ろ髪の生え際から少し上に位置します。

2つめは『風池 ふうち』
ブルーのラインで、風府の下の『瘂門 あもん』の左隣の隣。
後ろ髪の生え際と耳の後ろとの真ん中ぐらいのくぼみに位置します。

3つめは『風門 ふうもん』
黒のラインの、二股に分かれた右側の一番下。
肩甲骨の内側と背骨の間にあります。

ツボの位置からしても風邪予防にタートルネックや
マフラーなどで首回りを温めることは理にかなっています。

日本では病院が身近になかった頃、
風邪をひいたら鍼灸院に行っていたそうです。
私の所では風邪のひき始めには、
左右の肩甲骨の間に箱灸を置いて
体の芯まで温めます。
灸といっても熱くないんですよ。
箱灸などにより、ご自身の自然治癒力を高め、
風邪(ふうじゃ)を追い出します。

詳しくはこちらへ
    女性鍼灸師による女性専門鍼灸院  レディース鍼灸ことう
            http://www.ladies-kotou.com/

ゾクゾクする初期の風邪には、貼るホッカイロ!

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昨日,今日と冷たく寒い風に、体の芯まで冷えそうでした。

こんな時に必ず口ずさむのは、
NHKのみんなのうた「北風小僧の寒太郎」です。
な~んかこの歌は私の中では、ロングロング・ヒット曲です。
1974年に初回放送されたそうです。
寒さをはねのけられそうな、元気な曲です。

でも寝不足が続いて体力が消耗していたりすると、
こんな急な寒さに、うっかり風邪を引くことがありますよね。

風邪の引き始めには、すぐ、左右の肩甲骨の間と、
仙骨(尾てい骨の上、お尻の真ん中)を温めます。

お灸では、箱灸というのを使います。
熱くありません。
10分間ほどじんわりと体の芯まで温めます。

簡易的な方法としては、
ズボンの内側(お尻の部分)に貼るホッカイロの大を、
シャツの外側あるいは上着の内側(左右の肩甲骨の間)に
貼るホッカイロの小を貼ります。

これは「風邪を引いたかなぁ~」と思ったらすぐするのが、肝心!
鼻水や咳が止まらないような本格的な風邪を引いたときには
即効性はありません。

寝ている時に貼り付けたままでいると、
ホッカイロが布団と体に押し付けられ、
低温やけどを起こすことがあるので、注意してくださいね。

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