コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

乗り物酔いに効くツボ「内関」

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青空に新緑がくっきりと映えるこの季節は、

阿蘇にでもドライブに行きたくなります。
山は好きですが、自分で運転しない限りはヘロヘロに酔います。
中国留学中、安徽省(あんきしょう)にある黄山(こうざん)へ行きました。
鍼灸の先生から、「内関(ないかん)」と「神けつ(しんけつ)」に貼りなさい、と

漢方薬入りの冷湿布を頂き、

おかげでバスに酔わずに登山を楽しむことができました。

 

「内関」の「内」は内臓の意味、「関」は出入りの要所という意味で、

内臓機能と深く関係するツボです。

場所は手首のしわ(手のひら側)の中央から指幅3本上で、

親指側の腱と隣の腱との間にあります。写真の赤丸のところです。
「神けつ」はおへその中央にあります。

今でも酔い始めた時に、

「内関」を親指の腹の先で5秒ぐらい深く押しては

緩めるのを繰り返していると、嘔気が楽になります。

 

箱灸が好評!

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鍼灸の本で箱灸の道具の作り方が紹介されていたので、作ってみました。
まず、五合升とシンク用のステンレス製ゴミ受けと木蓋を購入。
次に五合升の底をカット。これが硬い!(と自分ではやっていません)

五合升の中にゴミ受けを、そしてゴミ受けの中にカットした棒灸(もぐさをステイック状にしたもの)を入れ、火をつけます。
肩甲骨の間と、仙骨部(尾てい骨の上)の2ヶ所にのせると、肩こり・腰痛・背中一面のこりがほぐれます。
木蓋の開け閉めで温かさを調整します。
お灸を皮膚の上に直にのせるわけではないので、熱くはありません。

お灸にもいろいろな方法があります。
日本では「お灸をすえる」とマイナスのイメージもありますが、気持ちのいいものですよ。