コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

健康のバロメーター 『地倉 ちそう』というツボ

食べすぎたり飲みすぎた後に、

口角(唇の両端)の皮膚が荒れていたことはありませんか。

胃を覗き込んでいないのに、

「あーっ、胃に負担をかけてしまった…」って思いますよね。

               *

いきなり、グロテスクなツボ・モデル君の顔写真!

口角の横には、『地倉』というツボがあります。

ええっと…、鍼灸本によると、

『地』は土地のこと。

『倉』は食べ物を貯蔵すること。

古代中国人は、額(ひたい)を『天の庭』に例え、

頬(ほお)を『地』に例えたそうです。

頬と歯の間に食べ物がたまった様子を『倉』といったことから、

この名前がつけられました。

このツボは、『足の陽明胃経 ようめい・いけい』という

経絡の上にのっています。

名前のごとく、この経絡は、胃の働きにも関係しています。

               *

グロテスクなツボ・モデル君アーップ!

『足の陽明胃経』は、黄色の線です。

目の下の『承泣 しょうきゅう』というツボから始まり、

首の前、胸、おなか、太ももの前…と、

ずずずーっいと下ります。

膝から下のツボ・モデル君。 見づらい写真ですみません。

足の人差し指のツメの横のツボ『厲兌 れいだ 』で終わります。

途中、むこうずねに『足三里 あしさんり』というツボがあります。

胃の調子を整える時に、このツボに鍼やお灸をします。

               *

鍼やお灸って痛みやこりだけでなく、

内臓の調子も整えるんですよーっ!!!

体のしくみあれこれ~腸の動き

仕事中でも正午近くなると、おなかがキュルルルゥ~って鳴り始め、

腹時計は正確だなぁ…と思うことがあります。

正午近くなくても、鍼灸治療中に、キュルキュルキュルルゥ~と、

患者さんの腸の動きが活発になることがあります。

鍼灸って『痛み』に対してだけ効果があるように思われがちですが、

腸の動きを整え、便秘や下痢にも効くんですよ。

そもそも腸の動きは、交感神経と副交感神経という

2つの自律神経によって、コントロールされています。

日中の活動期には、交感神経が優位に、

夜間の休息期には、副交感神経が優位になります。

腸が活発に動くのは、副交感神経が優位のとき。

リラックスしているときに、腸はせっせと働いています。

鍼灸治療中、ツボへの刺激とともに、

全身がリラックスして、キュルルルルゥ-と鳴り出すこともあるわけです。

私が鍼灸師になる前、自分が鍼灸院に通っていたときには、

扉を開けて、お灸の匂いを嗅いだだけで、リラックスして、

治療前からキュルルンルン!

担当の鍼灸師さんに、「おなかがすいているわけではありません」

と毎回言っていたような…。

いきなりの、カラフル人体図。

小腸がソーセージになってしまった。

胃の中で分解された食物は小腸に入り、

時間をかけて、さらに細かく消化されて、

栄養素(糖質・たんぱく質・脂肪・水・ビタミン)となって、

小腸の内壁から吸収されます。

そして、残りが大腸に運ばれ、さらに水とナトリウムなどが吸収され、

後は便として肛門まで運ばれます。

腸に入ってきたものを消化したり、運搬するためには、

腸自体の運動がかかせません。

生活リズムの乱れや精神的ストレスなどで自律神経が影響を受けると、

交感神経と副交感神経の切り替えがうまく働かず、

腸の運動が不規則になり、便秘や下痢を繰り返すこともあります。

おまけの話…。

まだまだ日中は暑く、

冷たいアイスクリームや飲み物を口にする方は多いのでは…。

そのときに五臓六腑に染み渡るぅ~感じがして、

胃腸も冷えて活動が低下しそうな気がしますが、

そんなことはないそうです。

逆に冷たい!という刺激が胃腸の運動を激しくすることもあるそうです。

そのために、胃が痛くなったり、下痢になったりします。

みなさ~ん、そろそろ胃腸をいたわってあげましょーう!

胃の調子を整えるツボ・マッサージ

img007

食べすぎや飲みすぎだけでなく、
ストレスや冷えで胃の調子が悪くなることもあります。

下手な絵ですみませんが、お腹回りの絵のつもり。
みぞおちのあたりが『巨闕 こけつ』というツボ。
みぞおちとおへその中間が『中脘 ちゅうかん』
おへそから指3本分外側にあるのが『天枢 てんすう』

押す強さは気持ちいいと感じる程度。
胃がむかつくときはそっとさする程度。

胃の調子が悪いと背中が張ったり、こわばったりします。
お腹のマッサージがきついときは、
背中の、背骨の両外側で、胃の高さに位置するところを
さすってもらうと楽になります。
『胃兪 いゆ』というツボがあります。

明日は凍りつくほどの寒さだとか。
お酒は飲みすぎると胃を冷やすので、ほどほどに。

女性専門鍼灸院 レディース鍼灸ことう へはこちらから。
           http://www.ladies-kotou.com/

胃を守るツボたち

今週、来週は忘年会のはしごでしょうか。
皆さんの胃はお達者ですか。
胃の位置にあるツボは、もちろん胃腸症状を治すときにも
鍼灸で用いられます。

ツボの起源は石器時代の中国。
長い年月をかけた治療体験から、
この症状にこのツボ!と体系化されてきました。
胃に位置するツボをいくつかご紹介します。

20101218

『不容 ふよう』
写真の下の縁がおへそのライン。
鎖骨の下から3本の経絡が平行に走っていますが、
胸の下から幅が狭くなります。
その中の一番外側(黄色)の経絡で、
幅が狭くなってすぐのツボが『不容』。
[容]は受納の意味。
胃の受納能力の限界がちょうどこのツボのあたり。
それで、この名前がついたそうです。

『承満 しょうまん』
[承]は受納の意味。
このツボは『不容』の下にあり、
食べた物の量が満タン!ということで
つけられた名前。

『腹通谷 はらつうこく』
この写真では、『承満』の左隣のツボ。
(体の中央にある経絡以外は
 すべて左右対称に計2本あります)
食べた物を上から下に通す道になっているから、
この名前がつけられました。

こんなふうにツボの名前には
一つひとつ意味があります。
皆様、これらのツボが悲鳴をあげないよう、
新年会まで楽しいお酒と食事をどうぞ…。

女性専門鍼灸院 レディース鍼灸ことう にはこちらから。
           http://www.ladies-kotou.com/