コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

体のしくみあれこれ~筋肉の性格

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私は仕事柄しょっちゅう筋肉のことを考えます。
関節を動かしたり、顔の表情を作ったり、
心臓を動かして血液を血管に流したり、
姿勢を保ったり、体内の熱も産み出したり、
すごいヤツです。

筋肉にはいろいろと性質があり、
疲れやすい筋肉もあれば、疲れにくい筋肉もあります。
心臓は年中無休。
すぐ疲れてしまっては困りますよね。

自分の筋肉からは、こんな声が聞こえてきます。

「いつも適度にいろんな筋肉を使ってくれるから、
筋肉の柔軟性や耐久性があり、筋力も維持され、
血流もいいから、サイコー!
出来る限り、このままの筋肉でいるからねぇ~!」

「なんか、最近、筋肉をあんまり動かしてくれないから、
筋肉は硬くなるし、筋力は落ちるし、血流は悪く、
冷えやすいなぁ~。
そんなに筋肉が必要ないってこと?
それじゃあ、筋肉、萎えさせていただきます!」

4年ほど前から、『ロコモティブ症候群』という言葉を
耳にするようになりました。
別名『運動器症候群』。

加齢と運動不足により、
筋肉、持久力、バランス能力などの運動機能の低下と、
変形性関節症や、骨粗しょう症に伴う円背や易骨折性(骨折しやすい)など、
加齢に伴う疾患を患うことだそうです。

どのように生きてきたかが、筋肉や骨や関節にも表れます。
齢とともに『面倒くさい』という気持ちが強まってきます。
早いうちから、体を適度に動かす習慣をつけることが肝心のようです。

いつも、自分の元気な筋肉の声を聞きたいと思ってはいる鍼灸師は、
福岡で女性専門の鍼灸院をしています。
レディース鍼灸ことう へはこちらから…。
http://www.ladies-kotou.com/

体のクセっていつから?

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今日は外気を吸い込んだら、肺がキュッと
縮みそうなくらい寒いですね。
いつの間にか雪が積もっているし…。

寒いのは苦手ですが雪は好きですね。
20代はスキーにはまりました。
スキー・ブーツ、板、ウエアを買い揃え、
元を取らないきゃー!と、
毎週末スキー場に行っていました。
左側のターンが下手でよく、すっころんでいました。

小学校のスケート教室(年に数回、
隣町のスケート場に行っていました)でも、
左の靴のエッジが立てにくく、体重をのせるのが下手でした。
体のクセって小さい頃からあるんですね。

今も左の足は不器用です。
そういえば以前は、自分でお灸をすると、
左足のほうが温かくなるまで時間がかかりました。
体調や症状によって、
鍼や灸の感じ方に左右差がでることもあります。

女性専門の鍼灸院をしています。
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体のゆがみは、やっかいです。

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ご自分の座りグセ、立ちグセをご存知ですか?

座っていると、いつも脚の組み方が同じ。
いつも同じほうの肘をテーブルにつく。
いつも片方にばかり体重をのせて立っている、などなど。

長年のワンパターンな姿勢や動き方が、
右と左、あるいは前と後ろの筋肉の、
筋力や柔軟性をアンバランスにし、
体にゆがみがでます。

証明写真を撮る時、
鏡の前で左右対称の姿勢を保ち続けるのって
ちょっときついですよね。
ゆがんだ姿勢が当たり前になっているからです。

鍼灸治療で筋肉の柔軟性を出してから、
私は個々の患者様にあった、
簡単なクセの治し方や運動を指導させていただいています。
それは、無意識のうちに元の姿勢(=ゆがみのある姿勢)に戻ろうとするのを
日々の生活の中で修正していくためです。

体のゆがみ、つまりは長年の何気ないクセが、
肩こりや腰痛の原因だったりするので、知らんぷりはできません。

それなら、体を常にまっすぐしていたら…と考えがちですが、
それでは筋肉の柔軟性は保てません。
ポイントはバリエーションのある姿勢・動き方!だと思います。

座っている時、ときどきは苦手なほうでも脚を組む。
横ずわりもそうですよね。
信号待ちで立っている時、苦手なほうや左右対称に体重をのせてみる。
ちょっとしたことから始めてみませんか。

福岡で女性専門の鍼灸院をやっています。
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生活習慣とボデイ・イメージ

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写真館で証明写真を撮ったことがありますか。
自分では真っすぐな姿勢を保っているつもりでも、

カメラマンに「あごを引いて」「頭を少し右の傾けて」

「左肩を少し下げて」など直され、言われるままの姿勢を保ち、

「はぁ~い、結構です」と声を掛けられた途端に、

どっと疲れ元の姿勢に戻る…。

そんな経験をされたことはありませんか?

 
『鏡を見なくても自分の体を左右・前後に対して中央に保てる』ことは、

ボデイ・イメージの一つですが、実は難しい…。

 

座っている時は、常に片方の足を組む,常に片肘をつく,

常に机に寄りかかる,常に背もたれにもたれかかる。
立っている時は、常に片方の脚にたくさん体重を乗せる。
仕事では、座り通し,立ち通し,反復動作が多い。
などなど、ワンパターンな姿勢や動作が徐々に

ボデイ・イメージを悪くさせることがあります。
そして慢性的な筋肉の凝りや痛みが生じることもあります。

 

鍼灸に来られた方の座り姿勢や立ち姿勢を修正すると、

「えぇっ!変な感じ!」と感想を述べられます。

 

筋肉の凝りや痛みなどの症状が生活習慣と関係している場合は、

日々のどんなワンパターンなクセからきているのか、

患者様と共に探り出し、

無理なくワンパターンを解消できる方法を共に考えたり、

アドバイスさせていただいています。