コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~調子がいいから調子にのっちゃう!?!

長期間、体調を崩していると、何をするにも慎重になります。

「友だちと旅行に行きたいけれど、バスで移動中に腰が痛くなりそう…。

身動きが取れなくなったら、友達に迷惑が掛かるから、

旅行に行くのはやめよう…」

気持ちも行動も消極的になります。

 

しかし、ヒトって不思議。

「腰の調子がいいから、ソファーやタンスなどを動かして、

部屋の模様替えをしたんです。

そのときはどうもなかったのに、翌朝になったら腰がパキパキで…」

体調がよくなり始めると、たくさん動きすぎて、

体調がちょっと逆戻りすることがあります。

それは体にとっては痛手ですが、

気持ちも行動も積極的になり始めたってことですよね。

「やりたい!」と思っていたことが、「できた!」喜びは、

次のステップになります。

 

「調子を崩したら、私が鍼とお灸でフォローするから、

思いきりやってみて!」

患者さんの気持ちを後押しすることもあります。

ヒトの体や心は少しずつでも負荷がかかると、

体力、筋力、エネルギー、精神力、気力などがアップします。

体調が逆戻りしそうなときに駆け込める治療院が身近にあれば、

「ついつい調子にのっちゃう!」こともありかな…と思います。

 

 

本来、『調子に乗る』とは、

『おだてられたりもちあげられたりして、

いい気になって物事を行う』ことだそうですが、

私の絵画がそのものズバリ!

ブログを読んでいる方に、「絵がいいですね」などと言われると、

「下手なのに描き続けていい?」と思いこんじゃう!

 

自分の中の傑作がこれ。

 

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2012年3月26日のブログに載せた絵。

何だか分かりますか?

 

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クッピー・ラムネのパッケージです。

ここまで下手に描けるのは私だけだ!と、お気に入りの作品です。

 

 

ところで、私はどんどん転調する楽曲が好きです。

ブログでも、1つのテーマで話がどんどん展開するものを書きたい!

そんなことをひそかに思っています。

この2012年3月26日のブログは、

『寄り道、道草』をテーマに話が展開しています。

はたから見たら、たいした内容ではないと思いますが、

私の中では、このブログを超えるものがまだ書けません…。

もう2年経っちゃったなぁ~。

 

コトーの鍼灸スタイル~奥深い治療家になりたい!

最近のマイ・ブームはこれ!

 

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ヘッドホーン。

これを耳にかけて音楽を聴くと、いろいろなことに気づきます。

えっ! この曲にこの楽器も入ってた?

へぇ~、右のヘッドホンからこの楽器、左からあの楽器を聴かせるんだぁ~。

ボーカルの声をこんなふうに加工してたんだ、ふう~ん…。

などなど。

作り手の思いが、ちょびっと伝わってきます。

平面でしかなかった音楽が、

ヘッドホンを用いると立体的になります。

おもしろい!

 

私たちが目にするものは平面ですが、

すべてのものが立体であり、

私たちは3次元の中で生活しています。

私は鍼灸治療をしているときに、

この『3次元』を頭に思い浮かべます。

 

例えば、『八髎 はちりょう』というツボ。

 

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お尻(骨盤)の中央にあります。

『上髎 じょうりょう』『次髎 じりょう』『中髎 ちゅうりょう』『下髎 げりょう』。

この4つのツボが左右にあり、合わせて8個あるので、『八髎』といいます。

婦人科の症状を治すときによく用います。

ツボにちょこんと鍼をすると、

鍼先に受ける抵抗感などが持ち手に伝わります。

その手ごたえで、ツボの奥の奥にある子宮や卵巣の状態を

把握します。

ちょちょちょちょんと鍼でツボを刺激したり、

しばらく鍼を置くことにより、

子宮や卵巣に働きかけます。

 

 

例えば、『手の親指の腱鞘炎』。

 

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いきなりグロテスクな絵ですみませーん。

手のひらの筋肉と腱鞘(緑色)です。

親指を動かす筋肉はたくさんあります。

腱鞘炎では、硬くなった筋肉1つ1つを

鍼やお灸でほぐします。

奥にある筋肉を鍼でほぐすときは、

左手で位置を確認しながら、右手でその方向へ鍼をすすめます。

もう3次元の世界です。

こんなふうに、立体的に体を見ながら、鍼やお灸をすることは、

とっても大事なことだと思います。

 

 

東洋医学では、『体と心は一体』と考えます。

体を元気にするには、心の元気も欠かせません。

先日、当院の利用者の方から、

「コトーさんって、仕事が楽しいでしょ?」と言われました。

私にとってはサイコーの賛辞です。

「いい仕事をしていますね」とか

「丁寧に仕事をしていますね」などと言われるよりも

何倍もうれしい!!!

人様を治療するという、責任の重い仕事ですが、

鍼やお灸は奥深く、本当に楽しい。

何気ない一言で、私はエネルギーをたくさんもらいました。

利用者の方の心にポッと明かりを灯せる声掛けが、自分もしたいです。

心も深い治療家になりたーい!

 

コトーの鍼灸スタイル~スジを通す!!!

最近、仕事(鍼灸)をしているときに、

「スジを通すって、やっぱり大切だなぁ…」と思います。

ここで言う『スジ』とは、経絡のこと。

経絡は全身に張り巡らされ、

エネルギーと栄養分を全身に送っています。

そして、メジャーなツボは経絡の上にのっています。

ツボに鍼やお灸で刺激をして、経絡の流れを良くすることは、

どの症状を治すにもかかせません。

 

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特に、体の中央を通る経絡が大事だと思います。

というのは、体の骨幹に相当するからです。

また、当鍼灸院は女性専門であり、

女性にとって大切な子宮や卵巣が体の中央にあることも、

大きな理由です。

 

どのツボを使って経絡の流れを良くするか…。

患者さんの体と心を見つめて、決めています。

 

 

さぁー、話がコロコロ変わるよぉー! ついてきてぇ~!

スジといえば、

ピアノ線のようにスジばった筋肉をほぐすには、

鍼治療がいいなって思います。

筋肉は繊維が束になって、できています。

筋肉が痛みやコリで弾力性がなくなると、

束がひとかたまりとなり、スジのようになります。

コトーは、これを『スジ子ちゃん』と呼んでいます。

1つ1つのスジ子ちゃんを、丁寧に鍼でちゅんちゅんと刺激すると、

弾力性のある筋肉に戻ります。

そうなると、コリにくい筋肉になります。

「スジ子ちゃん撲滅運動!」と言いながら、

コトーは取り組んでいます。

 

 

スジ(筋)といえば、

『承筋 しょうきん』。

 

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ふくらはぎの最も膨らんだところにあるツボです。

ふくらはぎの筋肉がつりやすいときや、腰痛を治すときに、

このツボを使います。

長時間の歩き疲れに、ここをツボ押し!

気持ちいいよ~!

 

 

スジ(筋)といえば、

『陽陵泉 ようりょうせん』。

 

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膝(猿シール)の外側にあるツボです。

別名 『筋会 きんえ』。

『筋』のエネルギーが集まるツボです。

筋肉痛など筋肉のトラブルが生じているときには、

よく使います。

 

 

スジといえば、

鶏肉のささみのスジ。

スジを取って調理したほうが、断然おいしい!

コトーは、このスジを取るのが苦手。

スジだけでなく、肉まで包丁でガバッと取ってしまう。

う~、もったいない!

 

このオチは以前もブログで使いました。

そのときに、スーパーで購入した鶏肉のささみ(スジなし)の写真。

撮ったのに、見当たらない…。

消しちゃったかなぁ~。

う~ん、残念!!!

 

コトーの鍼灸スタイル~エネルギー出力、何%?

皆さん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?

コトーは出先でお昼を食べようとしたら、どこも満席!

唯一行列のなかった、立ち食いそば屋に入りました。

食べることだけに集中し、話す人も、スマホを見る人もいない…。

この独特の雰囲気がいいなぁ~。

 

カウンターには60代と思われる女性店員が1人。

自動販売機で購入した、注文チケットを渡す。

奥の厨房から、そばの入ったどんぶりを受け取ると、

大なべの中からつゆを注ぎ、刻みネギなどをトッピングする。

小さな流しもあり、食べ終わったどんぶりもさささっと洗う。

混んでいても、あせっている感じがしない。

年季の入った、手際のよさ!

見ていて、とても気持ちがいい!!!

 

仕事が一区切りつきそうなところで声を掛けてみる。

彼女は嫌な顔もせず、物腰は柔らかい。

きっと…、

この方は、自分のエネルギーの使い方が上手に違いない!

 

あなたは、毎日どれくらいエネルギーを費やしますか?

当鍼灸院に初めて来られる方は、

毎日100%以上のエネルギーを使い、

もうヘトヘト…という方が多いです。

心と体がガラス細工のように繊細になっている時は、

鍼とお灸で、ちょっぴりエネルギーを補充します。

鍼やお灸は、自己治癒力を高めて症状を治す医学です。

少しずつ自己治癒力、抵抗力、体力がついてきます。

多少の、身体的・精神的ストレスがかかっても、

症状がぶり返さなくなる…。

それは、エネルギーを費やしても、まだ余力があるってことですね。

そばを食べながら、そんなことを考えていました。

 

 

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さぁ~て、お知らせです。

平成26年6月3日(火)に福岡市中央区にあるサンライトビル・会議室で、

お灸講座を開催予定です。

自分でするお灸の仕方をわかりやすくご指導いたします。

詳しくは、『当ホームページ・トップページ・お知らせ』をご覧ください。

福岡の情報誌『リビング福岡・5月10日号』と『シティリビング5月9日号』にも

情報が掲載されています。

お気軽にご参加ください!

一緒にお灸を楽しみましょう!!!

 

まだまだ続くよ、おまけの話。

皆さんは、そば屋に入ったら何を注文しますか?

コトーはとろろそばが多いかも。

とろろがそばの上にのっている時はいいけれど、

次第に、とろろがつゆにまざっていく…。

つゆを飲み切れば、とろろもすべて食べられるが、それはねえ…。

「とろろが、あとどれくらい残っているのかな」

毎回、後ろ髪をひかれる思いで、そば屋を後にする…。

 

コトーの鍼灸スタイル~気合だーっ!

日頃開けない戸棚の奥に、懐かしい物を見つけました。

 

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高校時代に使っていた定期入れ。

ビニール・コーティングの生地と、厚めのクリア・ファイルで作っています。

手縫いです。

三つ折りを開くと…、

 

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外側はこんな感じ。

定期券が2枚だったので、こんな形にしたんですね。

 

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内側はこんな感じ。

写真では分かりづらいですね。

 

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中央と左側にポケットを作っています。

気合の入った作品だなぁ…。

 

今もほそぼそと洋裁をしますが、

「ファスナー付けが面倒だから、スカートのウエスト部分はゴムにしよう」

「ブラウスはボタン穴を作るのが面倒だから、かぶりものにしよう」

などと、気合が入っていません。

 

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これは5年前に仕立てたもの。

洋裁本の中から、全体のラインと襟の部分と

2つの型紙を組み合わせて作りました。

仮合わせをして試着したら、

ダボダボした、締まりのないチェニック!

見るに堪えない…。

ウエスト部分を切り替えたら、引き締まる???

あ~~~、面倒くさい!

1週間葛藤し、結局、ダボダボ・チェニックを上下にカットして、

ギャザーのハイ・ウエストにして、つなぎ合わせました。

気を抜いて仕立てるつもりが、

かなり気合の入った1着となりました。

 

おっと、洋裁の話に熱が入ってしまった!

洋裁をしない方にはチンプンカンな内容でしたね。

失礼しました!

私は鍼灸師だった…。

鍼灸治療に臨むとき、患者さんの声と体の変化に耳を傾けます。

そして、頭をフルフル回転させて、

『体と心の状態を動かす』キーポイントのツボを見極めます。

鍼やお灸をするツボのことですね。

治療の一番最初に気合を入れる場面です。

 

仕事でも、プライベイトでも、

ここぞっ!という大事なタイミングに、スッと無意識に気合が入る…。

そんなふうになれたらいいな…。