コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

中国留学思い出し日記~インフルエンザと戦った日々

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明け方にぐっと冷え込んできましたね。
慌てて少し厚い掛け布団にしたら、熱さで目が覚め、
この時期の布団や衣類の調整は難しいです。

 

毎年恒例のインフルエンザの予防接種をしてきました。
接種していただいたのは3価ワクチンといい、
季節性インフルエンザ(A型とB型)と新型インフルエンザに効くので
1回の接種だけでいいとのこと。
ありがたいです。

 

そういえば、中国留学中にインフルエンザにかかったことがあります。

 

2月上旬、北京旅行直後、ひどい寒気に体温を測ると39.5℃!
あ~、インフルエンザだっ!
でも中国の病院には行きたくない。
日本から解熱剤を持ってきていた。
インフルエンザだとしたら、
1日3錠×7日分=21錠あればいいが…
うっ! 11錠しかない。
もうろうとする頭で考える。
1・2日目は3錠ずつ…
3・4日目は2錠ずつ…
5日目は1錠…
でいいか…
冬休みで親しい人たちは帰省あるいは旅行中で
それしかない。

 

ホカホカの羽毛布団にくるまっても、寒くてしょうがない。
服を重ね着し、ひたすら寝た。
しばらくしてどっと汗が出始め
目が覚めるたびに着替えをし、
スポーツドリンクを飲んだ。
洗濯ができず、汗が乾いた服を裏返しにして着ていた。

 

気づくと左耳が聞こえない。
インフルエンザが原因?
このままずっと聞こえなかったらどうしよう…
日本からもぐさを持ってきていたが
自分で治療できる状態ではなく、
ひたすら寝た…
4・5日すると体が動けるようになり
いつのまにか難聴も治っていた。

 

以前、日本で40℃近く熱を出し
すでに身動きがとれず
解熱剤と氷枕と根性で解熱させ、
動けるようになって受診したところ
「インフルエンザだったねぇ」
と診断された経験があったからこそ、
異国の地でもなんとかなった気がします。

 

今年のインフルエンザの流行はどうなるでしょうか。
皆様、気をつけましょう。

 

今ごろ 夏バテ? 秋バテ? ぎっくり腰にご用心!

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秋口に入ると、夏の疲れがどっと出てきたりしますが、
今年は長期に渡る暑さと冷房のせいか、
筋肉のカチコチの方が多いです。
季節の変わり目でもあるので、
慢性腰痛の方はぎっくり腰に気をつけて下さい。

中腰が一番腰に負担がかかります。
床から重たい物を持ち上げたり、お子さんを抱えたりする時は、
ひざを伸ばしたまま腰を曲げ、
上半身だけで荷物などを持ち上げるのはやめましょう。
腰への負担は最強です。
良いやり方は、まずしゃがんで、
荷物などをできるだけ体に近づけて、
股関節とひざを伸ばすことによって、
荷物などを持ち上げます。
上半身よりも下半身を使うように意識しましょう。

もし、ぎっくり腰を起こしたら、安静第一!です。
しかし、仕事や家事を休むわけにはいきませんよね。
当鍼灸院では、円皮鍼(えんぴしん)といって、
長さが1?にもみたない鍼がついたシールを患部に貼り、
痛みを和らげます。
皮膚に刺さらず、軽く皮膚を押しているだけなので、痛くはありません。
押す刺激で、筋肉が緩んできます。
症状が改善するまで、
起きている時にコルセットを着用することもお勧めします。

福岡市近郊の小山はほんのちょっとだけ、もみじが色づいてきました。
しかし、当院のそばではほんのちょっとだけ、つくつくぼうしが鳴いています。
朝晩と日中の気温差があるので、体調を崩されないように…

五感の妙

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『嗅覚 その1』

晩夏のような日差しの中歩いているとキンモクセイの香り。
花や木々は、まずその形や色合いで、目に留まることが多いと思いますが、
キンモクセイは違いますよね。
まず香りでその存在を知り、周囲を見渡す…。
香りだけで秋を感じさせる魅力的な木です。

『嗅覚 その2』

仕事を始める前に、お灸に使う線香を5分ほどたきます。
治療室が柔らかい雰囲気になり、自分の集中力がアップします。
丹田に力が入ってきます。
丹田は、おへその下あたりで、
心身の活力の源である「気」の集まるところです。

『視覚』

書いて暗記する時には、オレンジ色のペンを使います。
他の色も試しましたが、オレンジ色はなぜか集中力が持続します。
20年ぐらい変わりませんねぇ。
目は疲れますが…。

『聴覚』

120%集中して勉強する時には音楽をかけませんが、
100%ぐらいの時はかけたほうが、私は集中力が持続します。
どんな曲でも、ということはなく、
スティーヴィー・ワンダー(黒人の歌手)のベスト・アルバムが
今のところダントツ1位!
このブログを書いている今聴いているのは、
久しぶりにリー・リトナー(ギタリスト)。
高校時代、はまりましたねぇ~。
懐かしい曲たちについつい耳を傾けてしまい、
このCDは勉強中には向かないようです。
あの頃はLPだったなぁ~。

今日はなんとなく五感について想いをはせてみました。
『味覚』『触覚』は、また折に触れて…。

さがしオニ

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ラジオを聴いていたら『さがしオニ』の話をしていました。
自分がその辺にぽっと置いた、はずなのにない!
ということ、ありますよね。
私は半年前からカッターが行方不明です。
20年以上使い続けた愛用品なので
1週間家の中を捜しましたが、みつかりません。
こんなふうにあたふたする人間を観るのが楽しくて
『さがしオニ』は物を隠すそうです。

今までで一番困ったのは眼鏡。
1年後の引越しの際、
押入れに置いたダンボールと壁の隙間から出てきました。
いじわるな、さがしオニ!
とは言え、どこにでも眼鏡を置くのがいけない
と言われてしまえば、おっしゃる通り。

一雨ごとに寒くなりそうですね。
早めに晩秋,初冬の衣類を出しておいたほうがいいかも。
着る物がない~!って、風邪をひくことになりそうなので…。

ごんぎつねと彼岸花

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子狐ごんは、兵十が捕らえたうなぎをすべて、
魚籠(びく)から川へと流します。
10日程して兵十の母親の葬式がありました。
「兵十の母親はうなぎが食べたい…と言っていたに違いない」
ごんはいたずらを後悔し、
毎日のように兵十の家の前に
山で採った栗やまつたけをそっと置いていきました。
ある日、兵十がごんに気づき、
うなぎを逃がした狐め!
と、火縄銃でごんを撃ちます。
兵十がごんの手元の栗やまつたけを見たときに、ごんはもう…

兵十の母親のひつぎが墓地に運ばれる場面での、
一面の赤の彼岸花。
未だに赤い彼岸花を見かけると悲しい気持になります。
ハッピーエンドで終わらない、この『ごんぎつね』という絵本が
小さい頃の私にとって、衝撃的だったのでしょう。

ある音楽がある想い出をよみがえらすことはよくありますが、
ある花がある想い出を…ということは滅多にありません。
皆さんはどうですか。
感傷にひたる秋ですなぁ~

朝晩、ぐっと涼しくなってきましたね。
昨今は衣替えのタイミングが難しくなりました。
風邪に気をつけて下さいね。