コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

秋の気配

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暑いとはいえ、つくつくぼうしの大合唱が中合唱へと変わり、
鈴虫など秋に鳴く虫の活躍が目覚しくなってきました。

昨年の秋の夜長、
虫たちのオーケストラがあまりにも大音量で寝付かれないことがありました。
いったい何種類の虫が鳴いているんだろう…
1でしょ…、2でしょ…、3でしょ…、4でしょ…、5でしょ…、6?…、6?…
何度耳をそばだてても5種類が限界!
いつのまにか眠りについていました。

ちょいと暑苦しかった昨夜、
久しぶりにアコースティック・ギターのCDを聴きました。
虫たちのオーケストラとのジョイント・ライブのようで素晴らしいかったです。
どちらの音色も打ち消しあうことなく、逆に引き立てあう。
発見です!
ちなみに昨日は4種類聞き分けました。

すこぉ~しずつ秋が近づいてきましたね。

蚊に刺されたら粗塩!?!?

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あまりにもおいしそうな雲だったので、昨日この写真を撮りました。
これぐらい晴れ渡っていても草むらでは容赦なくやってくる蚊。
蚊の話題になる度に
「刺された箇所にすぐ粗塩をのせ、ゴシゴシすり込ませると、痒みが治まりふくれないよ」
と言い続けていました。
ラジオで聞いてから自分はずっとやっています。
話し相手は興味はありそうですが、
「やってみたよ~」という声を聞いたことがありません。
10年の歳月を経て、実践してくださった方にやっと巡り会えました。
普通の塩で、脚の2箇所にやってみたところ、す~っと痒みが消えたそうです。
粗塩のほうが粒が大きくゴシゴシすると気持がいいだけで、
普通の塩でも効果は同じだと思います。
かきむしってプクゥッとふくれた皮膚には効果がありません。
刺されてすぐ!です。

蚊についてインターネットで調べてみると…

メスは卵を発育させるため吸血し、オスはしない。
口先のハリで皮膚を突き刺し唾液を注入した後、人体の毛細血管から吸血する。
この唾液が人体にアレルギー反応を引き出し、血管拡張などにより痒みが生じる。
唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻され、痒みは軽度ですむ。
何らかの理由で吸引を中断し飛び立った場合、唾液は体内に残ったままなので、
痒みが強い。
蚊を叩き落す際、上から潰すと唾液が体内へ流れ込むので、
指で弾き飛ばすと痒みを抑えることができる。

ということがわかりました。
さらに生理学の本で調べてみると…

成人はおよそ75兆個の細胞でできている。
体内では体液中の物質が、細胞の膜の内⇔外に移動する。
移動方法は5通りある。
その1つに『浸透』があり、
細胞の膜を通して、毛細血管などの水の分子は濃度の高い方へ移動する。

ということを学生時代に習ったことを思い出しました。
皮膚を塩でこすることにより、皮膚表面の塩分濃度が高まり、
自分の体液とともに蚊の唾液も体外に出てくるのでは!
と、うさんくさいですが漠然と思っています。
本当のところはわかりません。
なにしろ2人しか実践していないので…。
もし効かない人がいたらごめんなさい。

専門的なことも書き連ね、今日もついつい長いブログになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

あこがれ…

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今朝5時半の福岡の空です。
ひんやりとした空気,鳥のさえずり,虫の声…
さすがにつくつくぼうしはまだ鳴いていない、と思ったとたん鳴き始めました。

暑いと少し動いただけでドッと汗が出てクタクタ…
エアコンをつけると快適すぎてウトウト…
冷やしすぎると手足がヒエヒエ…
筋肉がカチコチ…

体にはきつい日々が続きますね。
皆さん、体調を崩していませんか。

お盆が過ぎて涼しくなったら外で運動をしようと思っていましたが、
いつまでたっても実現できそうもないので、
エアコンのもとで筋肉トレーニングをし、
筋肉の基になるたんぱく質を食事で取り、
できるだけ充分な睡眠をこころがけています。

というのも、半年前に購入した体重計は筋肉量が判定でき、
一度でいいから『細身筋肉質』になってみたい!からです。
今は標準まっただ中。
筋肉トレーニングもしすぎると、ただの筋肉痛。
ゴール?は遠い!

長期戦の猛暑。
無理せずに乗り切りましょう。

中国留学思い出し日記~満月の思い出  サバイバル編

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語学と鍼灸の勉強のために、
中国・安徽省(あんきしょう)・無湖市(ぶこし)に

留学していたことがあります。
上海から各駅停車で10時間,

南京から高速バスで1時間の所です。

 

 

留学半年後の冬休みに、1人で一時帰国しました。
当時の語学力は少し中国語を話せるが、
ほとんど聞き取れない状態(方言の壁は厚かった!)
留学するときは日本から上海回りで、

日本語の話せる中国人が同行していたので、
何の不安もありませんでした。

 

 

2006年12月下旬、

上海の旅行会社に日本語が上手な社員がいると聞き、

そこで南京空港⇔関西国際空港の航空券と

南京のホテルの予約をお願いした。
2007年2月2日、大学前に止まっていたタクシーのドライバーに尋ねた。

南京までいくら?

彼は「250元」と答えた。

長距離の場合、事前に運賃を聞かないとぼったくられてしまう。

その頃、1元=約15円だから約3750円。

まあまあ相場と思い、そのタクシーに乗り込んだ。

今日泊まるホテルの住所や電話番号が書いてある紙を渡すと、

ドライバーはすぐ携帯電話を取り出し、

ホテルに行き方を尋ねているようだった。

 

 

南京まであと半分という所でドライバーはタクシーを止め、

近くに停車していたタクシーのほうへ歩いていった。

しばらくして戻ってくると

「自分は道がよくわからないから、ここからタクシーを乗り換えてくれ。

自分に120元,彼に130元支払えばいいから」と言った(と思う)。

 

 

ほどなく南京市内に入った所でタクシーが止まり、

ドライバーが別のタクシーのもとへ…。うっ、嫌な予感!!!

しばらくして戻ってくると

「自分はホテルの場所がわからないから、

あのタクシーに乗り換えてくれ」と言った(と思う)。

 

 

3人目のドライバーは何度も何度も携帯電話でホテルへ道順を確認していた。

タクシーはどんどん市内を離れ、いつしか田園風景に…。

1時間半かけてやっと着いたのは、さびれた温泉地。

ドライバーもほっとした表情をうかべていた。

 

 

翌朝8時発の飛行機に乗るので、

早速フロントで、空港までどれくらいかかるか聞いた。

車で1時間。

えーっ!旅行会社には空港に一番近いホテルをお願いしたのに!!!

しかたないので、翌朝のタクシーを予約した。

その夜生まれて初めて、食あたりでもないのにお腹が下った。

 

 

翌朝5時半に、タクシーではなく自家用車に乗り込んだ。

エアコンをつけていないので、底冷えした。

いくら走ってもほとんど民家がない暗黒の世界。

私の語学力では話が続くわけでもなく、

ドライバーは沈黙に耐え切れずにラジオをいれた。

何曲目かでゴスペラーズ(日本のコーラスグループ)の『星屑の街』が流れてきた。

もうすぐ落ちてきそうな大きな大きな満月を眺めながら、

どうぞこの曲が終わりませんように…、

終わりませんように…、

終わりませんように…、ひたすら願っていた。

二日酔いと腹診

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1年ぶりに友人と会い、居酒屋へ。
最近知り合った居酒屋の店長は、
上等かつ珍しい焼酎を数種類も試飲させてくれました。
楽しいおしゃべり、おいしい料理とビール,酎ハイ、そしてピリッとくる焼酎。
とても心豊かなひとときでした。

それもつかの間、帰宅後酔いが回り、1時間身動きがとれず、
翌朝は吐き気も頭痛もないが、脳みそも体も停止状態。
誰か背中にある『やる気スイッチ』を押して!、と言いたい気分。

東洋医学では『腹診ふくしん』という診察方法があります。
腹部を5つに区分し、
腹部の皮膚温度,潤い,弾力性,圧痛,硬さなどをチェックすることにより、
五臓(五臓六腑)の病変を探ります。

自分で腹診をしたら、腹部の『胃腸』の部分が若干硬く冷えて弱っている感じ。
腹部と下肢の、胃腸機能を整えるツボに鍼灸をし、
消化の良いものを少量食べたら、
『やる気スイッチ』がONに!

写真はツボ・モデルのおなかまわりです。
上半身と下半身のつなぎ目のすぐ下、
緑のライン上の『神闕しんけつ』というツボは、おへその中央です。

滅多にお酒を飲まないと、どんどん弱くなりますね。
それでも「ちょっと、これ飲んでみて下さい。」と言われたら、
また飲み干してしまうだろうなぁ…。