「ツボ」の名前にはすべて理由があります。
古代の解剖・天文・地理の知識や、動物・植物・古代建築物の名前,そして東洋医学の理論,臨床治療経験などから名付けられています。
上の写真に載っているツボを例にご紹介しますと、
「下関(げかん)」 「関」は関節の関と同じで、軸を中心に動く意味です。あごの関節の近くにあり、下あごの関節の障害に効くので名付けられました。
「天窓(てんそう)」 首にあり、「天」は頭を指し、「窓」は頭部にある眼,鼻,耳,口の7つの穴(あな)のことを指し、この7つの窓の病気を治すので名付けられました。
「聴宮(ちょうきゅう)」 耳の前にあり、「宮」は重要な場所の意味で、聴力を回復するので名付けられました。
写真には載っていませんが
「魚際(ぎょさい)」 手の親指の付け根にあり、その形が魚の腹に似ていることから名付けられました。
経絡の上にあるツボだけでも360穴あまり。
ツボの名前の由来を知るだけでも、東洋医学は奥が深い!と思います。