P1010602

子狐ごんは、兵十が捕らえたうなぎをすべて、
魚籠(びく)から川へと流します。
10日程して兵十の母親の葬式がありました。
「兵十の母親はうなぎが食べたい…と言っていたに違いない」
ごんはいたずらを後悔し、
毎日のように兵十の家の前に
山で採った栗やまつたけをそっと置いていきました。
ある日、兵十がごんに気づき、
うなぎを逃がした狐め!
と、火縄銃でごんを撃ちます。
兵十がごんの手元の栗やまつたけを見たときに、ごんはもう…

兵十の母親のひつぎが墓地に運ばれる場面での、
一面の赤の彼岸花。
未だに赤い彼岸花を見かけると悲しい気持になります。
ハッピーエンドで終わらない、この『ごんぎつね』という絵本が
小さい頃の私にとって、衝撃的だったのでしょう。

ある音楽がある想い出をよみがえらすことはよくありますが、
ある花がある想い出を…ということは滅多にありません。
皆さんはどうですか。
感傷にひたる秋ですなぁ~

朝晩、ぐっと涼しくなってきましたね。
昨今は衣替えのタイミングが難しくなりました。
風邪に気をつけて下さいね。