めちゃくちゃ寒い日が続いていますが、
皆さま、風邪などひいていませんか。
今日は体の芯まで温まる『お灸』の話におつきあい下さい。
長いです!お覚悟を~!

 

 

『モグサ』
お灸にモグサが使われるようになったのは、
中国の春秋戦国時代(B.C.8~3世紀)。
モグサの原料はヨモギの葉の裏の産毛。
菊の葉と似ています。

 

 

ヨモギの葉を夏に刈り取る→乾燥→裁断→石臼でひく
→トウミという機具で不純物除去→モグサ完成!

ヨモギの葉の量のうち、モグサになれるのは、たった5%!

 

 

 

『点灸 てんきゅう』
モグサを米粒ほどに指でひねったものを
ツボに置き、線香で点火。
皮ふ上にシールを貼ってからモグサをのせれば
灸の跡が残りません。

 

 

『しょうが灸』
スライスしたしょうがを皮ふとモグサの間に置く。
他には、スライスしたニンニクでも。

 

 

『灸頭鍼 きゅうとうしん』
名前のごとく、鍼の先にモグサをつけて点火。
伝導熱でツボの中まで温まります。
中国留学中、師匠はこの方法をよく使っていました。

 

 

『棒灸 ぼうきゅう』
モグサをタバコのように和紙でくるんで棒状にしたもの。
皮ふから3~5㎝離して温める。
棒灸は手や足、お腹など広範囲に温められ、
操作も簡単。

 

 

『箱灸 はこきゅう』
底をくりぬいた五合升に、ステンレス製のパッド、
その中に棒灸をカットしたものを入れます。
お尻やお腹、背中の上に置き、
温かさは上にのせた木ブタで調整。
棒灸同様、広範囲に長い時間温められます。

 

 

『台座灸』
台座の上にモグサがくっついている。
台座の下にはシールがついているので、
どこのツボにもしやすい!
自宅で自分でお灸するのには、簡単です。

 

お灸には、いろいろな方法があります。

江戸時代から庶民に親しまれてきたお灸。
日本の風土や日本人の体質にはあっていると思います。

今日もサイコーに長いブログ。
最後まで読んで頂き、誠に有難うございます!