梅雨の時期になると、脚のむくみがひどくなる…。

そんな方がいらっしゃると思います。

今回から、しばらく『むくみ』について書いてみようかなぁって思います。

私は鍼灸師をしていて、当鍼灸院に来られる方々の症状、疾患について、

コツコツと小冊子を作っています。

生理学や東洋医学などの本や鍼灸治療を基に作った

小冊子『むくみの話』を、今回ご紹介します。

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『むくみ』って、血管の外にある細胞と細胞の間に、

余分な水分がたまった状態。

詳しく説明すると…、

体の中では、心臓から送り出された血液は、動脈を通って、

全身をくまなく巡ります。

血液って、酸素や栄養分も運んでくれます。

そして…、

血管の壁から酸素や栄養分を含んだ水分がにじみ出て、

隣にある細胞に栄養を送ります。

その後…、

水分の90%は静脈へ戻ります。

残りの水分と余った栄養分などはリンパ管を通って運ばれます。

ここで、久しぶりに登場! 下手っぴ手描き図。                                   

これが普通の状態。

しかーし、

静脈やリンパの流れが悪いと、

静脈やリンパ管に水分などが戻りきれない!!

この余って戻りきれない水分が『むくみ』となって

細胞と細胞の間にたまります。

これがむくみの状態。

想像がつきますでしょうか。

平たく言えば…、

体の水分が静脈やリンパ管で吸収しきれないってことでしょうか。

次回は『むくみ』の原因についてご紹介します!