心臓からいちばーん遠い足。

体の中の余分な水分が、静脈やリンパ管によって、

重力に逆らって心臓へ戻りますが、足がいちばーん大変!

むくみ特集 第4弾。

今日は脚のむくみ対策について、

生理学やむくみの本を基にご紹介します。

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足を高く上げる

足を腰よりも高くあげる、つまり心臓の高さに近づけるだけで、

水分は心臓方向に戻りやすくなります。

むくみはためこむと取れにくいので、

こまめに足を上げるほうが効果的!

やり方は簡単。

椅子に座りっぱなしのときは、ときどき別の椅子に足をあげる。

ソファーに座りっぱなしのときは、ときどき脚全体をソファーの座面にのせる。

簡単な運動

静脈は筋肉のそばにいます。

筋肉が動くと静脈も押されて、

血液と一緒に余分な水分も心臓へ戻りやすくなります。

ということで、

立ちっぱなし、座りっぱなしが続くときは、

少しでも筋肉を動かすとらくになります。

立ちっぱなしのときは、つま先立ちやヒザの屈伸がおすすめ。

座っているときは、ヒザを曲げたり伸ばしたり…、

足首をぐるぐる回したり…、

足指でじゃんけんの「グー、パー」!

筋肉が動いて、たまっていた水分が戻りやすくなります。

足のマッサージ・1・くるぶし編 

内くるぶしと外くるぶしに、両手の親指以外の4本を当て、

骨のまわりをさすります。

リンパ管は皮膚の表面にネットのように張り巡らされているので、

軽く手でさすってマッサージするだけで流れを誘導できるそうです。

皮膚をずらすイメージ。

足のマッサージ・2・ふくらはぎ編

ふくらはぎの筋肉は、静脈を押して余分な水分を心臓へ戻す、

重要なポンプでもあります。

これ、いちおう、足と手のつもり。下手な絵ですみません。

足首を両手で両脇から包み込み、

もみ上げるようにマッサージ。

筋肉を活性化し、静脈の流れを刺激します。

足のマッサージ・3・ヒザ裏編

ヒザ裏にはリンパ節といって、

リンパの流れの関所のようなものが集まっています。

これ、いちおう、ヒザ周辺と手のつもり。

手って描くのが難しい~!グローブって言わないで!

ヒザの裏に手を当て、軽くなであげるように刺激します。

実は、ヒザの裏の中央には『委中 いちゅう』というツボがあります。

このツボのマッサージは、

足のむくみだけでなく、ヒザの痛みにもおすすめ!

足のマッサージ・4・脚のつけ根編

脚のつけ根にあるリンパ節は、

脚全体のリンパの流れをせき止めている、渋滞ポイントのような場所。

これ、いちおう、おへそ~太ももと手のつもり。

赤印の大きさの左右差は、下書きせずに描いたら

そうなっちゃっただけです。均等に…。

円を描くように軽くさすることでリンパの流れが活性化!

グイグイ押すのではなく、軽~くさする程度。

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ありゃりゃ、またながーいブログとなりました。

何か参考になりましたでしょうか。

次回は、手と顔のむくみ対策をご紹介します。