蒸し暑い日が続きますね。

朝、仕事場を掃除していると、あごからポタポタ汗が…。

振り返って温度計をみると、室温33℃、湿度40%。

動きが鈍くなるはずです。

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今日は、久々のこのコーナー!中国思い出し日記!

(って、誰も待っていないか、ハハハーッ!)

私は2006年8月から2008年2月まで、中国に鍼灸の勉強に行っていました。

同時に、ある大学の、留学生対象の中国語専門学校で、

中国語の勉強もしていました。

そのときの出来事に、今日はおつきあい下さい。

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専門学校のロビーには、警備員が常駐している。

2人の女性警備員が、偶数日と奇数日に分けて、勤務していた。

(奇数日の警備員は、31日と1日と続けてするわけで、

厳密に交代制ではないような…。)

だだっ広いロビーにはエアコンがなく、

暑い日も寒い日も平気な顔をして、たくましく立っていた…。

私は会話の勉強も兼ねて、休み時間によく話しかけていた。

50代の警備員は、聞き取りやすい発音で、

私が聞き取れない時は掲示板の黒板に書いてくれた。

(現地での私の必須アイテムは、電子辞書!)

授業が終わり、学生がいなくなると、

彼女は警備服のまま、ロビーで太極拳をしていた。

一緒にやろうと声を掛けられ、ときどきおじゃましていた。

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大学の前にある大きな公園では、朝6時ぐらいから太極拳をしている人が多い。

音楽に合わせて、つるぎやおうぎを使っている団体もあった。

私はたった1年しか太極拳を習っていないので、

外でなんて、とてもとても…。

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広いロビーで太極拳(もどき)をしていると、

仕事を終えた中国学科の中国人の先生方が、

私を見てクスクス笑いながら、玄関へと歩いていく。

太極拳って健康体操のイメージがあるが、本来は武術!

相手がこうやって攻めてきたら、こうやってかわす、あるいは攻める、という型があり、

それらを流れるようにしていくのが太極拳。

コテコテの武術を習った私は、先生方に攻めるポーズをとったりして、

楽しんでいた。

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帰国する前に、警備員の彼女に挨拶に行ったら、

1週間の冬休みに入っていて、会えなかった…。

同じ警備会社の人が警備をしていたので、お礼の手紙をその場で書き、託した。

知り合った中国人の中で、彼女といる時が一番リラックスして話せた。

今でも、また会いたいなぁ~と思う。