「今まで、すいぶん体全体に力が入っていたんですねぇ…」

鍼灸治療後に、ぽつりと話す方が多い。

体の疲労も心の疲労も長く続くと

横になっても全身の力が抜けにくくなる。

体には『慣れ』というものがあるようで、

体に力が入りすぎていることが当たり前となり、

力を抜けずにいることに、リラックスできずにいることに、

気づかない…。

筋肉疲労になっても気づかない…。

筋肉痛など症状が出てやっと気づく…。

そうならないよう、鍼灸治療後に、

「今の、この抜け感を覚えておいて下さいね。」と言います。

力が抜けていないことに気づいたら、症状が出る前に行動を起こせます。

当鍼灸院では、お灸やストレッチなどに興味がある方には、

その方にあったツボへのお灸の仕方や、ストレッチ方法を指導しています。

それは治療効果を高めるだけでなく、継続することにより、

体の変化に気づきやすくなる!という利点もあります。

例えば…、

冷えが強いと、最初はなかなかお灸の温かさを感じませんが、

毎日続けると、温かさを感じやすくなります。

血の巡りがよくなり、冷えが改善してきている!

自分で実感できます。

寒空の中、薄着でついつい体を冷やした時など、

お灸が温かく感じにくいこともあります。

冷えが進まないうちに、

1日おきにしていたお灸を毎日しよう!

じっくり湯船につかって体全体を温めよう!

そんなふうに早めに対応ができます。

今、ブログの下書きを見ながらパソコンのキーボードを打ち…、

手元を見ることは減りつつ…、

打ち間違えの頻度は変わらず…、

妙な漢字変換に笑いつつも…、

パソコンが苦手だ!という意識は頭の片隅にあり…、

体に妙な力が入っているんだなぁ~。

終わったらストレッチでもしよう…。