お灸の話も今日が最終回!
モグサの世界へようこそーっ!
昔ながらのお灸といえば、『点灸 てんきゅう』。
モグサを指でひねってツボにのせ、
お線香で火をつける方法です。
前回、米粒の半分くらいの大きさのモグサを使った
『点灸』をご紹介しました。
今日は、親指頭大のモグサを使った『七分灸』 『八分灸』をご紹介します。
親指頭大のモグサを
円錐形に整え、線香でさきっちょに点火!
モグサの下まで燃える前に取り除き、
水を張った灰皿へ。
皮膚にお灸の跡が残りません。
背中にすると、ぼわっと温まり、気持ちがいい…。
当鍼灸院ではしていませんが…。
左側のモグサは、ヨモギの葉の裏の産毛のみで、作られたもの。
最高級のモグサです。 半米粒大~米粒大の点灸に用います。
真ん中のモグサは、右側の棒灸の中味。
棒灸は皮膚から数センチ離して使うため、
直に皮膚にのせるモグサ(左側のもの)よりも
燃焼温度が高いほうがいいので、
葉っぱなどの不純物が入っています。
だから、右側の100%産毛のものよりも黒ずんだ色をしています。
親指頭大のモグサを使った七分灸や八分灸では、
100%産毛ではなく、
ヨモギの葉っぱなどの不純物が入ったモグサを使います。
このようにお灸の仕方によってモグサの中味がびみょーに違います。
今は自分で簡単にできる『台座灸』が市販されていますね。
台座の上にモグサがのっています。
台座の底のシールをはがして、ツボにはりつけ、
チャッカマンなどでモグサに火をつけます。
操作が簡単で、セルフお灸におすすめです。
お灸は「症状を治したい」 「体質を改善したい」 「健康を維持したい」ときに、
力を貸してくれる、たのもしいヤツです!