以前、むくみのことをブログに書いたなぁ~。

下書きノートをペラペラめくっていたら、驚きっ!

2011年6月3日、むくみのしくみ!

おっ!

2011年6月5日、むくみの原因その1!

はいはい!

2011年6月7日、むくみの原因その2!

それから?

2011年6月9日、脚のむくみ対策!

ひょー!

2011年6月11日、手と顔のむくみ対策!

最後に!

2011年6月13日、むくみの鍼灸レシピ!

隔日でむくみを特集している!

今の自分では考えられない気の入れよう!

『むくみ』に興味のある方は、ぜひご覧下さい。

ということで、今日のブログはおしま~い!

なんてウソウソ!

ちょっと違う角度からむくみについて書いてみます。

               *

私たちは、飲料水や食物の中に含まれている水分などによって、

体の中に水分を取り込んでいます。

そして、それと同量の水分を尿や汗などで体の外に出し、

体の中の水分量は常に保たれています。

ヒトの体の中に水分ってどれくらいあると思いますか。

体重の約60%だそうです。

体重が50kgの人は約30ℓ。

では、その水分って体のどこに入っていると思いますか。

細胞の中に、体全体の3分の2の水分があり、

残りの3分の1は細胞の外にあります。

『細胞』って???

脳ミソも、皮膚も、骨も、筋肉も、内臓も、

たーくさんの細胞が寄り集まってできています。

ヒトの体の細胞は、約60兆個! 約270種類!

ではでは、どうやって細胞に水分が入るのでしょうか。

心臓からドドーンッと送り出された血液の中に水分も含まれています。

その血液は動脈を通って全身を巡ります。

このときに、血管の壁から、じわじわと血液中の水分がしみ出て、

隣の細胞に水分が入っていきます。

血液の中には水分だけでなく、酸素や栄養分も含まれ、

それらも細胞の中に吸収されます。

細胞に吸収された水分や栄養分はその後どうなるか…。

いらなくなった水分のほとんどは静脈に吸い込まれ、心臓へと戻っていきます。

残りの水分や余った栄養分はリンパ管に吸収され、運ばれます。

               *

これが正常な水分代謝。

動脈の中を通ってきた、新鮮な水分が細胞に吸い込まれ、

その後、静脈やリンパ管に吸い込まれていく…。

これがむくみの状態。

静脈やリンパ管の流れが悪いと、水分が吸収されない!

そうすると、細胞と細胞の間に水分がどんどんたまって、むくんじゃう!

               *

なーんとなく、イメージできたでしょうか。

体の水分代謝が落ちて、むくむ理由は様々。

2011年6月5日と7日のブログに様々な原因を、

その後のブログには対処法も書いていますよ~。

次回は、『水分代謝と鍼灸』について書いてみます。

難しい話におつきあいいただき、ありがとうございまーす!

               *

当鍼灸院内で、6月12日(火)と6月17日(日)に、

むくみをテーマにしたお灸教室を開催します。

興味のある方は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』を

ご覧下さい。

お気軽にご参加下さ~い!