冷えの特集も、もう第7弾!
こんなに長くなるとは…。
今日で最終編となるか?!?!
まずは、冷え取り方法・運動編!
1.体を動かす習慣をつける
適度な運動により筋肉を使うと、体の中に熱が発生し、
体温のアップにつながります。
ヒトの体温の40~80%は筋肉を動かすことでつくられます。
全身の筋肉の70~80%は下半身にあるので、
下半身を効率よく動かす運動が、より効果的!
ウォーキングでも、DVDを見ながらの体操でも、
興味があり、長く続けられそうな運動をおすすめします。
2.トイレのたびに全身を軽くストレッチ
長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けていると、
エネルギーや血流が滞ります。
この状態が長く続くと、冷えだけでなく、
筋肉も硬くなるので、肩も首もコリコリ!
そんな時はトイレ休憩などのたびに、ストレッチ!
立ったまま、息を吸いながら、両腕を上に挙げる!
両手が天井につきそうなくらい思い切り!
背中もおなかも脚も、
もうこれ以上伸ばせないと思うくらい伸ばしてぇ~!
その後は、ゆっくり息を吐きながら、
両腕と上半身を右へ傾け、体の左脇をストレッチ!
次に、息を吸いながら両腕を頭上まで戻し、
今度は、ゆっくり息を吐きながら、
両腕と上半身を左へ傾け、体の右脇をストレッチ!
…という感じに続けて、
上半身を前方へ倒して、背中をストレッチ!
上半身を後方へそらして、おなかをストレッチ!
(腰痛持ちの方は、上半身を後方へそらす時に
腰を痛めないように気をつけて…)
狭いトイレでは、しにくいかもしれませんね。
3.ちょっとした合間にぶらぶら、ぐるぐる
仕事や家事など、根を詰める作業を長時間するときは、
休憩時間や気づいたときに、
手首や足首をぶらぶらさせるだけでも、
指先やつま先など体の末端に滞りがちなエネルギーや
血液がスムースに循環します。
両腕や首・腰のぐるぐる回しは、肩こりや腰痛予防にも!
おーっ!
やっと、冷え取り方法・鍼灸編!
冷えを感じる部位って、人それぞれ。
足首や足先が冷たく感じる方がダントツ!
でも、体に触れると、おなかやお尻もひんやりとしている方もいます。
冬に手が冷える!という方もいますね。
冷えのある部位の近くのツボに、
こんなふうに
鍼と台座灸。
こんなふうに
鍼と棒灸。
こんなふうに
灸頭鍼(きゅうとうしん)などをします。
『塩灸』といって、モグサではなく、塩を使ったお灸も、
当院ではしています。
また、冷えや低体温の原因に対しても、鍼やお灸で解消します。
例えば、食欲がなく、食事量が減り、体内のエネルギーが不足して、
冷えや低体温が生じている場合は、
胃腸を整え、食欲が戻る働きのあるツボにも
鍼やお灸をします。
余分な水分が体にたまり、体が冷えている場合は、
水分代謝をよくするツボにも鍼やお灸をします。
同じ冷えを感じていても、一人ひとり、選ぶツボが違います。
いや~、長い特集でした。
『冬の冷えをつくらないために、夏の冷えを防ごう!』と、
8月のお灸教室のテーマに、『夏の冷え』を取り上げました。
ブログでも同じテーマでご紹介してきました。
真夏に『冷え』のことをじっくり書く機会がなかったので、
今回はいろいろなことに気づくことができました。
この猛暑でダラダラ汗をかいた後の、
冷たいお茶や酎ハイは、五臓六腑に浸み渡って、サイコー!
ただ、冷たい飲み物や食べ物ばかりとっていると、体は冷え冷え~~~。
だから、温かい野菜スープなどで、どっと汗をかきながら体を温める!
『冷えにとってマイナスなことをしても、
その後に無理なくプラスのことをする』ことが、
夏の冷えをつくらないポイントになりそうですね。
皆様、この特集を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
8月のお灸教室は終了しましたが、
冬には『冬の冷え』をテーマにお灸教室を開催しますので、
興味のある方はどうぞ!