おーっ! もう7月ですね。
今月のお灸教室は、9日(火)と21日(日)!
テーマは『心の不調』です。
ただ今、心について勉強中!
皆さんもおつきあいください。
「頭が痛い」とき、頭に手を持っていきますが、
「心が痛い」ときには、胸に手を当て、
頭に手を持っていくことは…………
ありませんね。
でも、感情は脳で感じます。
脳の奥にある、『大脳辺縁系 だいのう・へんえんけい』
という部分が、感情と深く係わっています。
さて、東洋医学では心をどうとらえているか…。
様々な感情は五臓六腑におさまっています。
五臓は、肝、心(しん)、脾、肺、腎。
六腑は、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦(さんしょう)。
つい、西洋医学の臓器を思い浮かべると思いますが、
これらの臓器の働きは、東洋医学と西洋医学とでは、異なります。
そして、『三焦』は体の中には存在しない臓器です。
「ある感情が強すぎると、その感情がおさまっている臓器も
不調になる」と、東洋医学では考えています。
知覚、記憶、思考、意識、判断など精神活動の中心
となるのは、『心』です。
心にも繋がっている経絡は、
『手少陰心経 て・しょういん・しんけい』。
腕の赤いラインです。
心が不調な時に、この経絡上のツボに鍼やお灸を
します。
誰だってイライラして怒りっぽくなったり、
気分が滅入ってうつうつすることもありますね。
そのような感情は、五臓六腑の『肝』がかかわっています。
『足厥陰肝経 あし・けついん・かんけい』。
『肝』にも繋がっている経絡です。
この経絡上のツボに鍼やお灸をして、
イライラやうつうつを解消します。
長い間、体調がすぐれないと、気持ちも滅入ります。
長い間、心が不調だと、体調も崩れてきます。
心と体と同時に治療できるのが、鍼やお灸の良さ
だと思います。
梅雨の時期は、だるく、疲れやすいですね。
疲れた体と、疲れた心に鍼灸はいかが?
気持ちいいよ~~~!