あじゃじゃじゃぁ~、随分ご無沙汰です。
皆さん、お元気でしたか。
足にまつわる特集を組んでおきながら、
こんなに間隔が空いては…。
失礼しました!
第1弾が『扁平足と外反母趾』、
第2弾が『足に優しい靴選び』、
第3弾の今日は、特徴のある足のツボを2つご紹介します。
1つめは、『足臨泣 あしりんきゅう』。
足の薬指と小指の骨の間にあります。
このツボは、『足少陽胆経 あし・しょうよう・たんけい』という
経絡の上にあります。
赤いラインがその経絡。
頭には『頭臨泣 あたまりんきゅう』というツボもあります。
『足臨泣』も『頭臨泣』も『泣』という漢字が入っているとおり、
目の症状を治すときに使います。
目から遠いツボなのに、なぜ使うのか…。
『足少陽胆経』という経絡は目にもつながっています。
この経絡の上にある『頭臨泣』や『足臨泣』に鍼やお灸をすると、
この経絡の流れ、そして目の症状も改善します。
同一の経絡上にある2つのツボで、
似たような名前、かつ同じ働きをするのは、
珍しいです。
2つ目は『裏内庭 うらないてい』。
足の裏にあります。
このツボは経絡の上にありません。
『内庭』という、足の甲にあるツボの真裏に、
『裏内庭』があります。
『内庭』は『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』という
経絡の上にあります。
この経絡は胃にもつながっています。
『内庭』も『裏内庭』も胃のトラブルを治すときに
用います。
『裏〇〇』と名付けられるツボは、とっても珍しいです。
鍼やお灸で用いるツボは、こんなふうに症状のある部位から
離れたツボもよく使います。
遠隔操作でちょちょいのちょい!
さぁて、足にまつわる、おまけの話…。
私は昔から人様の足の形を見るのが大好き!
ヒトはこの世に生まれて、つかまり立ちをし、
伝い歩きをし、一人で歩けるようになり、
それからずーっと足で体重を支えてきました。
明治、大正生まれの方の足は、骨格ががっしりして
かっこいい!
幼少のころ、飛行機や電車、バス、くるまなど
便利な乗り物はなく、遠くまで歩いたから、
骨格がガシッと発達したのかなぁ…。
赤ちゃんのように、足の裏全体がぷにゅぷにゅ
柔らかい足を見ると、車でばかり移動して、
長時間歩いたり立っていないのかな…って、
生活スタイルを想像します。
足の形は、その方の人生の軌跡を語っています………。