東洋医学では、『腎は耳に通じている』と考えています。
『腎』とは、五臓六腑の腎のことです。
西洋医学の『腎臓』と、東洋医学の『腎』では、
若干働きが異なります。
『腎』の働きが衰えると、聴力が落ち、
難聴になることもあります。
赤いラインは、『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』という経絡。
この経絡は、『腎』にもつながっています。
この経絡上のツボに鍼やお灸をして、
腎の働きを活発にすることにより、
難聴を治療することもあります。
他にも難聴の原因があり、使うツボは異なります。
耳まわりには、ツボがたくさん!
どの原因の難聴にも、耳の前にあるツボに
チョコンと、細くて短い鍼をします。
写真にある、『耳門 じもん』 『聴宮 ちょうきゅう』
『聴会 ちょうえ』などのツボです。
急に聞こえにくくなる『突発性難聴』。
当鍼灸院に来られる方に共通することは、
頑固な首こりと肩こり。
これらをしっかり緩めることも大切です。
ウチでするお灸もおすすめします。
当院では、その方にあったツボの取り方と、お灸(台座灸)の仕方を
指導しています。
耳のトラブルは時間が経てば経つほど、治りにくいと言われています。
「あれ?おかしい…。耳が聞こえにくい!」と思ったら、
すぐ専門医に診てもらい、早く治療をスタートさせることが
肝心です。
さて、
皆さんはどんなときに聞き耳を立てますか?
私は…、
当院に来られた方がインターフォン越しに話をするとき。
「こんにちは、〇時に予約している〇〇です」
声の大きさ、トーン、張りなどで、
「元気になったなぁ~」とか
「今日はすごく疲れているのかな…」とか、
想像します。
仕事以外で聞き耳を立てるのは…、これかな…。
エレクトーンを演奏しているとき。
右手と左手と左足用の鍵盤は、
弾き方によって音色に変化をつけます。
例えば、軽く弾くと柔らかい音色になり、
強く弾くと切れのある音色になり、
軽くタッチして少しずつ強く押し続けると
少しずつ力強い音色になります。
思い通りの音色になっているか、
ヘッドホン越しに聞き耳を立てます。
先日、ひーさしぶりにエレクトーンを弾きました。
かなり弾きこんだ後、左足の裏が痛く、見てみると、
鍵盤が当たるところが内出血していました!
2週間ぐらい、痛かった…。
ヤワな足の裏になったもんだ!!!