手の腱鞘炎になると、痛みのために
手指や手首の動きが制限され、
仕事や家事、育児など日常生活が不自由になります。
しびれを伴うと、感覚も鈍くなります。
特集ブログ『腱鞘炎』の最終回は、『手の感覚』について書いてみます。
手は、『にぎる』『つかむ』『つまむ』『はなす』『押す』『引く』など
物を操作するのにかかせません。
また、私たちは手の感覚にもずいぶんたよっています。
例えば、ポケットの中の小銭を取り出すとき。
ポケットの中を見なくても、
取り出したい小銭をつかむことができますね。
指の腹の皮膚感覚で、小銭の大きさ、厚さ、形を判断しています。
腱鞘炎でしびれが強いと、このような場面で小銭が識別できません。
例えば、数種類の紙の厚さを確かめるとき。
親指と人差し指で紙をはさみ、厚さの違いを見極めますね。
これも皮膚感覚を使っています。
例えば、スーパーでキャベツを買うとき。
丸ごとのキャベツは、どれくらい葉がつまっているか、
見ただけではわかりません。
いくつかのキャベツを手のひらにのせ、
一番重く感じたものを購入しますね。
物の重さを感知する受容器は、関節、筋肉、腱にあります。
はかりがなくても、おおまかに『重さ』を感じとれます。
このように手の働きは多岐に渡ります。
手にトラブルが生じると、不便になることも多岐に渡ります。
仕事でパソコン、プライベイトでスマートフォンを
長時間操作している方が多いのでは…。
手のだるさを感じたら、腱鞘炎にならないように、
手を休ませてほしいな…と思います。
さぁ~て、特集ブログ『腱鞘炎の話』を動画にしました!
撮影したのは、当鍼灸院のホームページ、パンフレットなどの写真を
撮ってきた素人撮影隊。
動画、初挑戦です!!!
撮影当日。
カメラマンとモデルから、「どんなふうに撮るの?」と聞かれても、
特集ブログ執筆途中のコトーはしどろもどろ…。
初挑戦なのに、台本なし。
「まっ、とにかく撮ってみよう!」と二人にうながされ、スタート!
1回目は25分もかかってしまいボツ。
目標5分。
どうやって5分の1にするぅ~~~!
コトーが必死に考えていると、
「とにかくもう1回撮ってみよう!」
2人にせかされる…。
容赦ない2人…。
5分の壁は厚い!
話し手のコトーはどんどんテンパる…。
8回目の収録直後、コトーは思わずカメラマンに話しかける。
何と言っているかは、動画をどうぞ…。