鍼やお灸で用いるツボは、
経絡の上にのっています。
経絡は全身に張り巡らされ、
エネルギーと栄養分を体の隅々まで送っています。
ツボに鍼やお灸をすると、
滞っていた経絡の流れがよくなり、
症状のある部位にエネルギーと栄養分が行き届き、
自然治癒力が高まり、症状が改善します。
赤いラインは帯脈(たいみゃく)。
メジャーな経絡は体に対して縦に走行していますが、
帯脈は違います。
ウエストを横方向に一周しています。
各々の経絡上には各々のツボがのっていますが、
帯脈は独自のツボがありません。
他の経絡上のツボをつないでいます。
帯脈はおなかや腰を通る経絡を束ねています。
帯脈が引き締まりすぎると、
その中を通る経絡もぎゅっと絞められ、流れが悪くなります。
逆に、帯脈が緩みすぎると、縦方向の経絡もゆ~るゆる…。
帯脈は経絡の調整役です。
腰痛や腸、子宮・卵巣・膀胱のトラブルのときも
帯脈の流れを整えることが大切になります。
コトーは鍼灸師になる前から、
『縦』と『横』にこだわってきました。
10年ほど前まで、8年間機織りを習っていました。
糸を染めて織機にかけて、
『鶴の恩返し』のようにパタンパタンと織り、
出来上がった織布でマフラーやストールを作ったり、
裁断してミシンにかけてベストやカーディガン、
セーターなど仕立てました。
縦糸と横糸を何本ずつ交差させるかで、
織り目が変化します。
また、糸の素材(綿・麻・シルク・ウールなど)や太さで、
織り布の風合いや張りが変化します。
縦糸と横糸を同一色にすれば、無地になります。
縦糸あるいは横糸だけ色を変えれば、
ストライプになります。
縦糸も横糸も変えれば、チェック柄になります。
織機を手離すときに写真を撮ったはず。
SDカードには………、ないなぁ~。
アルバムにも……ないなぁ~。
あっ!
コトーの作品たちが出てきた!
<表>
<裏>
この頃は、病院でリハビリの仕事をしていました。
「奥さんの誕生日にプレゼントしたい!」と上司に頼まれたベスト。
ベネトンが好きだと聞いたので、
それっぽいカラーをイメージしてデザイン。
「旦那さんの誕生日プレゼントにもしたい!」と、
その奥さんから頼まれたベスト。
アツアツの夫婦だなぁ~。
機織りの経験が浅く、洋裁学校にも行っていない自分が、
作品を売っていいのかぁー!!!
そんなモヤモヤした気持ちで、必死に作ったなぁ~~~。
「ジャケットを仕立てたいから、布を織って!」と注文を受け、
幅85cm、5m、織りました。
とーても細い糸で、たしか縦糸が2000本。
洋裁の先生をしている注文者が作ったジャケットは、
かっちょい~い!!!!!!!
木綿の織り布。
糸に濃淡をつけ、グラデーションのある織布になりました。
ランチョンマットの出来上がり!
張りのある織布に仕上がったので、バックを作りました。
紅葉をイメージしたセーター。
表は綿、裏はウールのカーディガン。
木綿のロングカーディガン。
あー、やっぱり縦と横の関係って面白い!
また機織りをしたくなっちゃったなぁ~。
あっ?!
鍼灸師のブログなのに、またまた関係のない話を
熱く語ってしまった!!!
ハハハー!