皆さん、コトーとじゃんけんをしよう!

ただし、『あいこ』になるように、勘をはたらかせて!

こそっと教えちゃうが、コトーはパーを出すことが多い。

それでは、いくよー!

じゃんけんぽん!

 

 

 

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素直にパーを出してくれたかな?

じーっと自分の指を見て!

親指は思いきり外側に開いているかチェーック!

 

 

 

fingers_adduction_001

五指を閉じた位置から、

 

 

 

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親指をしっかり外側に開いたとき。

人差し指と親指でつくられる最大角度は、約60度。

コトーはちょこっと足りないかな…。

分度器がない方は、いらない紙で二等辺三角形を作ってみよう!

定規があればできるぞ!

 

 

 

 

isosceies_triangle_001

暗くて申し訳ない…。

わかるかなぁ…。

垂直に交わる線を書き、

縦線の4㎝のところに、定規の『0』の目盛りを当て、

定規の『8』の目盛りと横線が交わるところまで、

斜めの線を引こう!

ほ~ら、二等辺三角形のできあがり!

ハサミで切ろう!

 

 

 

radial_abduction_003

ありゃぁ、ピンボケ!

一番長い線(斜めの線)を人差し指に当てよう!

一番短い線と親指が平行かな?

 

 

ややこしいことにつきあってもらい、ありがとさーん!

コトーの前職は理学療法士。

仕事では、患者さんの関節可動域テストもする。

鍼灸師になった今でも、目分量ではあるが、

関節の可動範囲をチェックしちゃう!

親指が充分に開きにくい人が増えたなぁ…。

何年も前から感じている。

 

 

親指は、モノを握る、つまむ、持つ…など手作業にはかかせない。

その際、親指は人差し指側に引き寄せる動きが多く、

外側に大きく開く動きは少ない。

ドッジボールやハンドボールなど大きめのボールを片手で投げる、

ピアノなどの鍵盤を弾く…。

親指を思いきり開いたままの操作って、なかなか思い浮かばない。

 

 

 

palm_muscle_tendon_003

おぅっ! 久しぶりのグロテスクな手描き図(手のひら)。

またまた、暗くて申し訳ない…。

赤は筋肉。肌色は腱。緑は腱鞘(けんしょう)。

青で囲んだのが、親指を人差し指側に引き寄せる筋肉。

この筋肉が硬く伸びにくくなると、親指は充分には開かない。

 

 

親指を充分に開く動作が極端に少なく、

人差し指側に引き寄せる動作ばかりを酷使する。

長年のワンパターンな動かし方が原因かな???

コトーは推測する。

 

 

そんな状態のまま指を酷使し続けると、

親指の腱鞘炎になることもある。

そして、親指の痛みや動かしにくさを放置すると、

それらをかばって、

手首や肘、肩、首の筋肉までこり、痛みがでることもある。

 

 

 

daizakyu_tisin_yk_001
*鍼&台座灸*

 

 

kyutousin_yk_001
*灸頭鍼*

 

 

 

当鍼灸院では、カッチコッチになった筋肉に鍼やお灸をして、

筋肉をゆるめ、痛みをやわらげながら、

関節の動かせる範囲を広げる。

そうなっても、

不自然な親指の動かし方がしみついていると、

動かし方が変わらない人も多い。

それを修正しないと、再度痛める可能性もある。

正しい動かし方を指導し、再学習してもらうことも大切。

 

 

ワンパターンってクセもの。

ときには負けてもいいから『パー』をだそう!

 

 

そういえば、手の腱鞘炎をテーマに、

ブログを特集したことがあったなぁ~。

げげっ、もう2年も前になる。

最終話では動画も載せたなぁ…。

動くコトーを見たってしょーもないけれど、

気合を入れた内容なので、ぜひ読んでみてくたさい!

『特集~腱鞘炎の話①~⑤』です!