皆さん、コトーとじゃんけんをしよう!
ただし、『あいこ』になるように、勘をはたらかせて!
こそっと教えちゃうが、コトーはパーを出すことが多い。
それでは、いくよー!
じゃんけんぽん!
素直にパーを出してくれたかな?
じーっと自分の指を見て!
親指は思いきり外側に開いているかチェーック!
五指を閉じた位置から、
親指をしっかり外側に開いたとき。
人差し指と親指でつくられる最大角度は、約60度。
コトーはちょこっと足りないかな…。
分度器がない方は、いらない紙で二等辺三角形を作ってみよう!
定規があればできるぞ!
暗くて申し訳ない…。
わかるかなぁ…。
垂直に交わる線を書き、
縦線の4㎝のところに、定規の『0』の目盛りを当て、
定規の『8』の目盛りと横線が交わるところまで、
斜めの線を引こう!
ほ~ら、二等辺三角形のできあがり!
ハサミで切ろう!
ありゃぁ、ピンボケ!
一番長い線(斜めの線)を人差し指に当てよう!
一番短い線と親指が平行かな?
ややこしいことにつきあってもらい、ありがとさーん!
コトーの前職は理学療法士。
仕事では、患者さんの関節可動域テストもする。
鍼灸師になった今でも、目分量ではあるが、
関節の可動範囲をチェックしちゃう!
親指が充分に開きにくい人が増えたなぁ…。
何年も前から感じている。
親指は、モノを握る、つまむ、持つ…など手作業にはかかせない。
その際、親指は人差し指側に引き寄せる動きが多く、
外側に大きく開く動きは少ない。
ドッジボールやハンドボールなど大きめのボールを片手で投げる、
ピアノなどの鍵盤を弾く…。
親指を思いきり開いたままの操作って、なかなか思い浮かばない。
おぅっ! 久しぶりのグロテスクな手描き図(手のひら)。
またまた、暗くて申し訳ない…。
赤は筋肉。肌色は腱。緑は腱鞘(けんしょう)。
青で囲んだのが、親指を人差し指側に引き寄せる筋肉。
この筋肉が硬く伸びにくくなると、親指は充分には開かない。
親指を充分に開く動作が極端に少なく、
人差し指側に引き寄せる動作ばかりを酷使する。
長年のワンパターンな動かし方が原因かな???
コトーは推測する。
そんな状態のまま指を酷使し続けると、
親指の腱鞘炎になることもある。
そして、親指の痛みや動かしにくさを放置すると、
それらをかばって、
手首や肘、肩、首の筋肉までこり、痛みがでることもある。


当鍼灸院では、カッチコッチになった筋肉に鍼やお灸をして、
筋肉をゆるめ、痛みをやわらげながら、
関節の動かせる範囲を広げる。
そうなっても、
不自然な親指の動かし方がしみついていると、
動かし方が変わらない人も多い。
それを修正しないと、再度痛める可能性もある。
正しい動かし方を指導し、再学習してもらうことも大切。
ワンパターンってクセもの。
ときには負けてもいいから『パー』をだそう!
そういえば、手の腱鞘炎をテーマに、
ブログを特集したことがあったなぁ~。
げげっ、もう2年も前になる。
最終話では動画も載せたなぁ…。
動くコトーを見たってしょーもないけれど、
気合を入れた内容なので、ぜひ読んでみてくたさい!