皆さん、自分が住む街のことをどれくらい語れますか?

鍼灸修行で中国に留学中、

留学生によく質問されたことは2つ。

1つ目は、「あなたはどう思う?」

自分の意思をはっきり口に出せるので、これは難なくクリア!

2つ目は、「日本ではどうなの?」

日本にいるときは、自国のことを話す機会が滅多になく、

この質問はしどろもどろ。

自分の住む街のことは、更にしどろもどろだった。

 

 

 

 

 

テクテクテクテク…。

福岡県立美術館に行ってきた。

『コレクション展Ⅱ 特集:風景をとらえる』と題して、

福岡にアトリエをかまえた芸術家の風景画などを展示していた。

 

 

恥ずかしながら、全員を存じ上げなかった。

自分が住む福岡や旅先で、見て聴いて感じたことが

目の前に表現されている。

なんか親近感がわくなぁ…。

 

 

それにしても、ピラミッド展を見ようと思って来たけれど、

内容が違っていたなぁ…。

あっ、ピラミッド展のポスターだ!

あれっ? 今、開催中だ。

へっ? 開催場所が違う?!?

福岡県立美術館ではなく、福岡市博物館だ!

 

 

ということで、

テクテクテクテク…。

福岡市博物館に行った。

 

 

 

 

 

『黄金のファラオと大ピラミッド展』。

約4500年前にピラミッドをつくった王たちの彫刻。

色鮮やかに細かくペイントされた木棺。

黄金のミイラマスク。

展示された約100点は、どれもクオリティーが高い!

長年、発掘調査と研究を続ける吉村作治氏が、

今回のピラミッド展を監修された。

ピラミッドなどの作製にかかわった人々や吉村氏の

深い情熱がずしんずしんと伝わり、

見ごたえのある内容だった。

 

 

テクテクテクテク…。

博物館のロビーに

『オリジナルの兜(かぶと)を作ろう!』というコーナーがあり、

テレビモニターが置いてあった。

誰もいないからちょっとやってみようかな…。

 

 

 

 

 

どう?

兜にホルンとバイオリンとハイビスカスの花をつけてみた。

もうちょっと楽しみたかったが、すぐ子供たちが集まり、

ここまでだよ~ん。

 

 

テクテクテクテク…。

九州国立博物館に行った。

チケット売り場に並ぶと、

見知らぬ女性に声を掛けられた。

「チケットが余っているので、どうぞ使ってください」

ー「えっ、それならチケット代をお支払いします」

「いえいえ、使わないからどうぞ…」

 

 

 

 

 

今日はラッキーだなぁ。

いやっ、まてよ…。

 

 

 

 

 

前売り券を買っていたんだ!

左脚にのせているのは、福岡県立美術館で購入したチケット・ホルダー。

福岡県出身の画家、高島野十郎氏の『蝋燭 ろうそく』がプリントされている。

忘れずにバックに入れたのに、博物館でその存在を忘れたら

どーしようもないでしょー!!!

自己嫌悪……。 ……。 ……。

今日は頂いた特別券で観よう!

 

 

 

 

 

『ラスコー展』。

2万年前、フランス南西部のラスコー洞窟に描かれた壁画。

1940年に偶然発見された。

 

 

 

 

 

ラスコー洞窟の一部を再現したブースがあり、

これは復元された、『背中を合わせたバイソン』。

(ここは撮影OK。)

こんなダイナミックな壁画に囲まれた洞窟を歩いたら、

鳥肌が止まらないだろうな…。

残念ながら、保存のためラスコー洞窟は閉鎖されている。

 

 

テクテクテクテク…。

あっ、美味しそう!

 

 

 

 

 

博物館の玄関先にある、ハスの花。

菩薩様などの仏像はハスの上にのっていることが多いから、

ハスの花も歴史が古そうだなぁ…。

 

 

テクテクテクテク…。

またやって来た九州国立博物館。

 

 

 

 

 

今度は自分で購入した前売り券で観た。

日を改めて同じ展示会を観るのは初めて!

ある程度知識があるので、細部まで見る余裕があり、

新たに気づく点もあるんだなぁ~。

 

 

テクテクテクテク…。

あっ、咲き始めた!

 

 

 

 

 

 

暑さがぶり返していますね。

皆さん、体調を崩されないよう、気をつけてください。