北九州イノベーションギャラリーで開催中の
『香りのふしぎ展』に行ってきた。
これはコトーが描いた呼吸器。
鼻の働きは、空気を吸い込み酸素を肺へ送るだけでなく、
空気に混じった『におい』も感知する。
鼻の奥の上部にある嗅上皮(きゅうじょうひ)に、
嗅細胞が500万個集まっている!
嗅細胞で匂いの分子がとらえられ、電気信号化される。
その信号は大脳に送られ、脳は何の匂いか判断する。
ヒトは3000~1万種類の匂いを識別できるらしい。
わぁ~お!
さぁ、匂いの識別に挑戦!
手前にあるボトルのにおいをかぎ、
7つの食品と照らし合わせてみると…、
ぐふふふふっ。
『カレー』と『コーヒー』を間違えた!
う~ん、たった7種類の識別ができない……。
気を取り直して、次の体験コーナーへ…。
あっ、かおりちゃんがぶれちゃった。
口元に息を吹きかけると、口の匂いを測定してくれる。
口臭が強すぎて、かおりちゃんに「測定不能!」って言われたら、
チョー恥ずかしいなぁ…。
思いきり息を吹きかけられない…。
ぐふっふ。
結果は合格。
口の中の手入れが行き届いているらしい。
ほっほっほっと。
お次は…。
はなちゃんの鼻先に足の裏を近づけると、匂いを嗅ぎ分ける。
しっぽを振って喜んでくれた。
ほっほっほっっと…。
強い匂いだと、ゆっくり倒れるらしい…。
それも見たかったな。
香りのする名刺づくりコーナー。
リンゴの部分をこするとリンゴの香りがする。
あなただったら、どんな香りのする名刺がいい?
コトーはやはり、モグサの香りかな。
もぐさの原料はヨモギ。
ヨモギの葉を乾燥させ、ふるいにかけ、
葉の裏にある白い産毛だけをとったものが、上の画像。
産毛は葉の5%しかとれない。
最高級のモグサ。
香ばしい香りがする。
ヨモギ自体の香りは、それほどしない。
産毛に茎や葉が加わると、ヨモギの香りがしてくる。
お灸をするとリラックスするのは、
『温めて血行がよくなる』だけでなく、
『モグサが燃えるときの匂い』の力もある思う。
これはMAGNOLIA(モクレン)の香り袋。
洋服ダンスの中に入れている。
モクレンは、バラやユリのような強い香りではない。
バニラほどではないが、ほんのり甘い。
森林の木のような、さわやかさもある。
お気に入りの香りに包まれると、
優しい気持ちになれる…。
香りってふしぎ!