仕事に限らず、何でもマニュアルがあると便利。
何も考えずに、すればいいから…。
間違いもない。
でも、そこからは何の変化も得にくい。
スキルアップもしにくい。
ヒトの体と心は十人十色。
症状だってまったく同じわけはない。
鍼灸治療にマニュアルは通用しにくい。
安易にツボを選んじゃいけない!
今日の患者さんの体調にしっかり効かせるツボと、
その中で一番大切なツボは何なのか。
どんな鍼やお灸の方法がベストなのか。
見極めることが大事だとコトーは思っている。
ー「調子はいかがですか」
患者さんが入ってくると、こんなふうに切り出す。
「〇〇が〇〇だった」
気になる症状が1ヶ所の方もいれば、
「〇〇が〇〇で、◇◇が◇◇で、△△が△△で……」
たくさんの不調を抱えている方もいる。
「調子はまあまあ」
気になることはなさそうな方もいる。
患者さんの言葉を手掛かりに、体に触れて確かめてみる。
ー「たしかに〇〇が〇〇になっていますね」
ー「今日は◇◇が◇◇になっていますね」
「そうそう、数日前◇◇して◇◇だったんです」
患者さんは忘れかけていたことを思い出す。
見て聞いて嗅いで触れて…。
五感を総動員して、効かせるツボと鍼灸治療を見出し、
治療しながら微調整していく。
常に探究心と集中力を働かせると、自分のエネルギーの消耗は激しいが、
実行した分だけ、『患者さんのとびきりの笑顔』という結果が得られる。
患者さんが玄関に入った瞬間から小さい変化も見逃さず、
『評価→問題点の洗い出し→治療計画→治療』を
コツコツと新鮮な感覚で続けよう!!!
最近、そんなことをよく思う。
それが自分のスキルアップにも結びつくから…。
ところで…。
コトーの生活の中で、まったくスキルアップしないのは、料理。
料理が好きではないので、いつまで経っても上達しないし、
メニュー・リストも広がらない…。
しかーし、いつの間にかコトーも中年になり、
いろーんな機能が衰えてきている。
自分の口から取り込んだものが、
自分の体とエネルギーになるわけだから、
『何を取り込むか』は健康維持に重要な課題となる!!!!!?
食材、調理、アンチエイジング、免疫、などなどの本をパラパラ読み、
出した結論は……………………、
『体にやさしい食材の栄養を十分に引き出す調理方法で、腹7~8分目に食べる』
『でも、たまには羽目を外そう!』
ということで、手始めにこれを買ってみた。
ごはん炊き用の南部鉄鍋。
たんに、一目ぼれして買っちゃった。
最初に野菜くずなどで炒めて、鍋に油膜を作らないといけない。
それが面倒くさくて、まだ使っていない。
購入して数ヶ月経つ気がする。
コトーの『料理への革命』なんて、この程度なんだなぁ…。