残暑がやたら長いなぁ~と思っていたら、冷たい北風が吹き、冬がやってきた。温暖な秋に着たい服があったのになぁ…と思っていたら、心地よい風と共にキンモクセイの香りがしてきた。秋だー!

 

小さい頃から作業着が好きだった。車の修理工の油にまみれたつなぎに見とれた。数年前、サロペット、オーバーオールが流行った。うれしくて、うれしくて、普段は入らないブティックをはしごして、試着しまくった。

 

裾が先細りのオーバーオール。着心地満点なんだけど、ボタンも含め金具がたくさん付き、ずしっと重い。一日中、着続けるのはきつい…。着るのは、近くのスーパーに買い物に行く時ぐらい…。

 

麻の生地で作られたオーバーオールって珍しい。夏に着ようと思ったが、胸当てと背当てがあるので暑くて着られない…。

 

 

金具が少なく、生地が薄いので、先の3点よりもかなり軽い。構造上、ウエストの部分でズボンを支えることはなく、肩ひもにズボンの重みがすべてかかってくる。肩こりコトーとしては、長時間、着用するのはつらい…。好きなんだけどねぇ…。

サロペットの上にジャケットを羽織るとモコモコかさばる。着心地に超うるさいコトーにとっては、サロペットはシャツ1枚で過ごせる秋や春限定の服なんだなぁ…。

 

現在の仕事着。幅広のバルーンパンツに5指のハイソックス。締め付け感がなく、リラックスして仕事に打ち込める。小さい頃から、鳶(とび)の地下足袋とニッカポッカ・ズボンが大好きだった。その影響もあるのかな。先日、書店で目が釘付けになった本がある。

 

スーパー・ボランティアの『尾畑春夫のことば』。赤いタオルを鉢巻きにして、満面の笑みをたたえた尾畑氏。かっちょい~い!この本によると、尾畑氏は魚屋の開業資金を貯めるために鳶職をしていた。あ~、そうだったのねぇ~~~~~!

 

コトーが一番最初になりたかった職業は左官。日本家屋の玄関先をセメントで丁寧に作り上げる工程を、幼少のコトーはじーっと見つめていた。公園の砂場の砂に水を混ぜて、まね事をしたなぁ~。

 

理学療法士として働いていた頃は、運動麻痺のある子供たちの椅子などをべニア板や厚手の段ボールで作った。作り方を教わったことはないが、頭の中に設計図がふうっと浮かぶと作業部屋に立っていた。間に合わない時は週末に自宅でも作業していたので、自宅に大工道具が揃ってる。

今は鍼灸師をしているが、専門職というより職人という意識が強い。東洋医学や西洋医学のことをブログや動画で説明する時、「まぁ、こんなんでいいかなぁ~」と妥協はしない。一般の方にも分かりやすくきちんと伝えるのがプロの仕事だ!と思ってる。『職人気質』を辞書で調べてみた。『職人社会に特有の気質。自分の技術に自信を持ち、頑固だが実直であるというような性質。』う~ん、頑張るぞ!

次回は、『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡にまつわる話だよ~ん。福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。