……Mさん(60代)……

 

鍼やお灸をしたことがなかったので、抵抗は少しありましたね。

鍼灸をしたことのある人に、体が快調になることを聞きました。

30代からぎっくり腰を起こしていたけれど、

そんなときはカイロに行っていました。

ぎっくり腰には鍼が効くと言われて、やってもらったら、

すぐ効いて普通の生活ができました。

その時に鍼灸を信じられました。

 

古藤さんは、首・肩・背中・脚など私の体を触りながら、

体の状態を説明してくれる。

私は医療系の仕事をしていますが、充分納得できました。

また、使い捨ての鍼を使っていて、衛生面でも安心できました。

あとは気分がよかったですね。

やけどをすることのない、心地よいお灸(箱灸)は、

筋肉も神経もほどけてくるようで、腰の悪い私にはとても大事です。

月1回こちらに来ると、私の体は仕事ができる体になっています。

だから、定期的に通っていると思います。

 

自分で気をつけていることは、健康管理がですね。

食べることは生きる糧であり、3食きちんと食べています。

外食も時にはしますが、自分で作ることが好きです。

きちんと寝ることも大事です。

 

それから生きる楽しさや頭を使える能力を持ち続けることも、

私にとって大切です。

仕事が大好きで、この齢でも仕事ができてよかったと思っています。

仕事って厳しいけれど、その仕事を遂行するためには、

何らか考えながらしますよね。

考えるってことは、新しいことを吸収できます。

また、仕事をしていると、いろんな年代の方とつきあえることもいいですね。

係われる能力がないと仕事はうまくいきません。

がちがちになりやすい頭も、柔軟性を保てます。

 

あまりクヨクヨしない性格なので、悩み事はほとんどありませんね。

悩むなら何らかの形で解決します。

方法はいくらでもあります。

解決方法は人に聞くより、自分で調べ上げます。

心配事は早く解決しますね。

体のことだったら、すぐ病院を受診します。

 

楽しく生きるという点では、もともと活動的で、

50ぐらいまでは、休みの日にじっとしていることはありませんでした。

今は、そういうことがなくなりつつあります…。

平日全力で仕事をした後、休日は半分休まないとだめなんでしょうね。

 

それでも、土曜日は1日中、趣味の日です。

その趣味が楽しいし、集まる人とのおしゃべりも楽しいです。

もう1つの趣味は、自転車でぶらぶらすることです。

季節の変化、野の花々の移り変わりを感じるのが楽しみです。

テレビを観ることも大好きです。洋画をよく観ます。

何でも綺麗なものを見たいですね。

思わず、『わぁ、綺麗!』という言葉が出ると、いい気分になります。

それをいつも求めています。

日曜日にはボランティアをしています。

それは私にとって大事なことであり、張り合いです。

 

一人遊びができるのもいいですね。

休みの日に天気がいいと、一人で山に散歩に行ったり、

博物館に行ったりして、楽しんでいます。

いま、一番楽しいのは孫と遊ぶことです。

無心になって、心底、孫と笑い合えます。