……Fさん(60代)の声……
20年前から脊椎すべり症で、痛みと戦ってきました。
整形外科を最初に受診した時、
「手術はリスクが大きいので、余程ひどくなるなければしない。
痛み止めの薬と注射、それに湿布薬で生涯やっていくしかない。」
と、宣言され、落胆した記憶があります。
以来20年間、自分自身でそのような治療をするほかありませんでした。
鍼や灸に関しては、野球の選手やお相撲さんたちが
よく体のメンテナンスや治療法に使っているので、偏見はありませんでした。
確かに鍼は痛みを伴うので、
マッサージのように快適で眠りを誘うようなものではありませんが、
通院する前と治療を受けた後では、足取りの軽さがまるで違います。
筋肉が緩んだおかげで、スムーズに歩けます。
痛み止めの薬や湿布では、このような変化はありません。
急速に治るというものではありませんが、徐々に治っている感じです。
例えば、車の乗り降りが以前は中々難しかったのですが、
現在はスピーディーにできます。
元々、骨の病気なので、根本的には治らないけれど、
定期的に鍼灸を受けて、
この病気と仲良く付き合っていかなければならないと思っています。