おりものの鍼灸レシピ
『おりもの』って、成人女性ならば、誰でもあるもの。
あれっ? いつもより多いな…。
いつもと感じが違うな…。
おりものの変化が気になったことはありませんか?
今日は、その『おりもの』について書いてみようと思います。
さて、おりものの正体って何でしょう?
調べてみるとっ、とっ、とっ、
女性の性器の様々な部位(子宮、膣、汗腺)から出る
分泌物のことを『おりもの』といいます。
『汗腺 かんせん』とは、汗を分泌する細胞の集まりのこと。
おりものには、「自浄作用」という大事な働きがあります。
殺菌が体の外から膣の中に入り込むのを防いでいます。
おりものの量や質の変化は、生理の周期に関係しています。
生理中:おりものの量は少なめ。
生理直後:最も少なく、さらりとしている。
排卵前の3~4日間:おりものの量は最も増える。
∴ どろっと粘り気がある。
∴ においは強くない。
排卵後:白濁した、のりのような状態。
生理前:量が増え、においは若干強くなる。
おりものの量は個人差もあるそうです。
また、年齢によっても差があり、
20~30代は、おりものの量は多くなります。
健康なおりものの色は、透明あるいは白濁色。
においは、少し甘酸っぱいにおい。
生理の周期に合わせて、おりものの状態は変化しますが、
白くポロポロしたものや、血が混じっていたり、
色の濃いおりものが増えたり、かゆみを伴う場合、
性器の炎症や感染症などの病気の可能性もあります。
これは、『帯脈 たいみゃく』という経絡。
ウエストを一周しています。
東洋医学では、帯脈の不調がおりものに影響すると
考えています。
この帯脈の上にのっているツボに鍼やお灸をし、
帯脈の状態を改善することにより、
おりもの自体の改善もはかります。
おりものは、体調によっても変化するので、
体調を整えるツボにも鍼やお灸をします。
体調は人それぞれ異なるので、選ぶツボも違います。
先ほど書いたように、性器の炎症や感染症により、
おりものに変化が生じることもあるので、
「おかしいな! 体調がいいときの、おりものと違う!」と
気になったら、ためらわずに病院に行くことも大切ですね。
おまけの話…。
2月23日(日)に開催する「女性のための鍼灸入門セミナー」は、
申し込みが多く、午前だけでなく、午後も開催することに
なりましたが、午後の部もすぐ定員に達しました。
ありがとうございます!
あっという間に申し込みを終了させていただき、
申し訳ありません!
鍼やお灸という治療方法が、身近な存在になってもらえるよう、
これからもセミナーやお灸教室、このブログなどで、
鍼灸の情報を発信し続けます!
よろしくーっ!