コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

中年コトーのおしゃれ研究室⑧~好き!なんだけど…

残暑がやたら長いなぁ~と思っていたら、冷たい北風が吹き、冬がやってきた。温暖な秋に着たい服があったのになぁ…と思っていたら、心地よい風と共にキンモクセイの香りがしてきた。秋だー!

 

小さい頃から作業着が好きだった。車の修理工の油にまみれたつなぎに見とれた。数年前、サロペット、オーバーオールが流行った。うれしくて、うれしくて、普段は入らないブティックをはしごして、試着しまくった。

 

裾が先細りのオーバーオール。着心地満点なんだけど、ボタンも含め金具がたくさん付き、ずしっと重い。一日中、着続けるのはきつい…。着るのは、近くのスーパーに買い物に行く時ぐらい…。

 

麻の生地で作られたオーバーオールって珍しい。夏に着ようと思ったが、胸当てと背当てがあるので暑くて着られない…。

 

 

金具が少なく、生地が薄いので、先の3点よりもかなり軽い。構造上、ウエストの部分でズボンを支えることはなく、肩ひもにズボンの重みがすべてかかってくる。肩こりコトーとしては、長時間、着用するのはつらい…。好きなんだけどねぇ…。

サロペットの上にジャケットを羽織るとモコモコかさばる。着心地に超うるさいコトーにとっては、サロペットはシャツ1枚で過ごせる秋や春限定の服なんだなぁ…。

 

現在の仕事着。幅広のバルーンパンツに5指のハイソックス。締め付け感がなく、リラックスして仕事に打ち込める。小さい頃から、鳶(とび)の地下足袋とニッカポッカ・ズボンが大好きだった。その影響もあるのかな。先日、書店で目が釘付けになった本がある。

 

スーパー・ボランティアの『尾畑春夫のことば』。赤いタオルを鉢巻きにして、満面の笑みをたたえた尾畑氏。かっちょい~い!この本によると、尾畑氏は魚屋の開業資金を貯めるために鳶職をしていた。あ~、そうだったのねぇ~~~~~!

 

コトーが一番最初になりたかった職業は左官。日本家屋の玄関先をセメントで丁寧に作り上げる工程を、幼少のコトーはじーっと見つめていた。公園の砂場の砂に水を混ぜて、まね事をしたなぁ~。

 

理学療法士として働いていた頃は、運動麻痺のある子供たちの椅子などをべニア板や厚手の段ボールで作った。作り方を教わったことはないが、頭の中に設計図がふうっと浮かぶと作業部屋に立っていた。間に合わない時は週末に自宅でも作業していたので、自宅に大工道具が揃ってる。

今は鍼灸師をしているが、専門職というより職人という意識が強い。東洋医学や西洋医学のことをブログや動画で説明する時、「まぁ、こんなんでいいかなぁ~」と妥協はしない。一般の方にも分かりやすくきちんと伝えるのがプロの仕事だ!と思ってる。『職人気質』を辞書で調べてみた。『職人社会に特有の気質。自分の技術に自信を持ち、頑固だが実直であるというような性質。』う~ん、頑張るぞ!

次回は、『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡にまつわる話だよ~ん。福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

中年コトーのおしゃれ研究室⑦~想像力が生み出すリフォーム

今年の梅雨は大雨が降り続き、湿度が高かった。朝晩は気温が下がり、、蒸し暑さはなかったけど。長引く梅雨が明けたら、どひゃーん!と暑くなるんだろうなぁ…。覚悟はしていたが、想像以上、どどひゃーーーん!な暑さ!!!

 

当鍼灸院では夏でも灸治療をする。思いきり換気をすると、うわっ!と暑くなる。昨年まで来ていたTシャツとワイドパンツでは、体の中に熱がこもり、頭がボボボ~ッとしてくる。まずい!!!慌てて通気性のいい麻シャツと麻ワイドパンツを購入。

ゴム・ウエストのワイドパンツはコトーが二人入りそうなくらい大きい。ウエスト部分にボリュームが出ちゃう!涼しい所で試着したから気づかなかったけど、裏地が厚く、通気性がないので暑い!!!う~、う~、う~。リフォームしてもらおうかなぁ…。あなたなら、どんなふうにリフォームを頼む?

 

ウエストのゴムをはずすと横長の長方形になるのかなぁ…(とコトーは想像した)。両脇をカットして縫い直してもらえばボリュームは減るよねぇ…(とコトーは想像した)。太めの麻糸でざっくり織られた表地も厚みがあるので、ゴムを通すウエスト部分を薄手の生地に替えたら、ウエストのもたつきも解消されるよねぇ…(とコトーは想像した)。押入れをガサゴソ探したら、薄手の裏地がみつかった!ウエスト部分に使えそうな生地は4種類あった。

 

ワイドパンツの色は薄いグレー。あなたなら4種類のうち、どの綿生地をウエスト部分にしてみる?コトーが選んだのは…。

 

ワイドパンツ全体を撮ると、よく分からないねぇ~。ウエスト部分だけを写真に撮るとこんな感じ。

 

ウエスト部分には一番右の生地を使ってもらった。

 

色違いのワイドパンツ。あなたなら、ウエスト部分にどの生地を使う?コトーが選んだのは…。

 

やはり、全体を撮ると、よく分からないねぇ~。ありゃ、色が薄くなっちゃった。

 

ウエスト部分には右から2番目の生地を使ってもらった。地厚の裏地ってけっこう重い。リフォームで裏地が薄くなった分、軽くなった!全体的な横への広がりすぎが解消!ウエストのもたつきも解消!ウエストの生地を替えてアクセントにもなった!

 

ここをこんなふうにリフォームするとこーんな感じに変わるかなぁ…と想像するのが楽しい!リフォームが出来上がり試着した時、想像以上にしっくり体に馴染んでいたら、もーっと、もーっと、もーっと楽しい!!!

 

リフォーム好きの女性鍼灸師、兼、理学療法士のコトーでした。福岡市南区にある≪レディース鍼灸ことうプラス≫で、鍼灸治療とパーソナルトレーニングをしているよ!ブログの書き方をちょっと変えてみました。

特集:レディース鍼灸ことう+:鍼灸と経絡と臓器とツボの話

東洋医学では、経絡[けいらく]という通路が全身に張り巡っていると考えている。

体の中央にある経絡以外は、左右対称にある。

その上にツボがのっている。

 

 

経絡の中を通っているのは、[気]と[血 けつ]。

 

 

気は人体を構成する物質の1つ。

消耗、停滞、補充といった変化がある。

また、上昇、下降、発散、収納といった駆動力を持っている。

 

 

血[けつ]は水以外の栄養物質のこと。

血は気の持つ駆動力を使って経絡を流れることができる。

全身に行き渡る気と血によって、

ヒトの体と心の機能が営まれるんだなぁ~。

 

 

赤いラインは[足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい]という経絡。

目頭と鼻の間にあるツボ[睛明 せいめい]から始まり、

額、頭頂部、後頭部、うなじ、背中[2本線]、お尻、

太ももの後ろ、ふくらはぎ、外くるぶし、と下降し、

足の小指にあるツボ[至陰 しいん]で終わる。

片方だけでもツボが67個もある!

 

 

例えば、うなじや背中、腰のコリや痛みが激しくなると、

この経絡の、気や血の流れが滞る。

その反応は経絡上のツボに現れる。

反応のあるツボは、押すと他のツボよりも痛みが強かったり、

ツボの表面の皮膚がざらついたり、へこむこともある。

それらのツボに鍼やお灸をすることにより、

この経絡の気や血の流れ、そして症状を改善させるんだなぁ~。

うなじや背中、腰にあるツボだけでなく、

患部から遠く離れた、

ふくらはぎにあるツボも反応が出やすい。

 

 

赤いラインは[足陽明胃経 あし・ようめい・いけい]という経絡。

黒目の下にあるツボ[承泣 しょうきゅう]から始まり、

頬、首、体幹全面、太ももの前、すね、足の甲と下り、

足の人差し指にあるツボ[厲兌 れいだ]で終わる。

 

 

片側だけでツボが45個。

この経絡は途中に分岐点があり、

内臓の[胃]にもつながっている。

胃もたれや胃痛など胃の調子が悪いと、

この経絡の気や血の流れが滞る。

そんなときに反応が現れやすいツボが[足三里 あしさんり]。

 

 

 

 

[足三里]は膝下にある。赤矢印。

赤花シールは膝。

このツボに鍼やお灸をすることにより、

[足陽明胃経]の流れを促し、

胃にも気や血を十分に送り、

胃の不調を改善させるんだなぁ~。

 

 

ツボにはいろーんな効能があり、

このツボは養生のツボとも言われる。

コトーは中国留学中に体調を崩さないために、

このツボに毎日お灸をしていた。

 

 

ちなみに、先ほど紹介した[足太陽膀胱経]は膀胱につながっている。

膀胱炎など膀胱のトラブルが生じたときに、

この経絡上のツボを使って治すんだなぁ~。

 

 

赤いラインは[足少陰腎経絡 あし・しょういん・じんけい]という経絡。

この経絡は、臓器の[腎]につながっている。

東洋医学と西洋医学では臓器の働きが若干異なる。

腎は尿を作るところであるが、

東洋医学では成長にもかかわる。

腎の働きが活発だと健やかに成長していく。

 

 

腎の働きが不活発だと、老化は加速する。

更年期症状のベースには[老化]がある。

この経絡上のツボに鍼やお灸をして、

腎の働きを活発にさせることは、

とても大切なんだなぁ~。

このように書いたけれど、

更年期症状が出ると腎臓が悪い…とは考えないでください。

 

 

赤いラインは[手厥陰心包経 て・けついん・しんぽうけい]という経絡。

この経絡は、臓器の[心包]につながっている。

心包は心[しん][=心臓]を包む膜のようなもので、

心を外敵から守っている。

 

 

東洋医学では感情を司っているのは、

脳、心、心包、肝、肺などの臓器。

 

 

 

 

[手厥陰心包経]の上にあるツボ[内関 ないかん]。

ピンボケしてすみません…。

感情を整えるときによく用いる。

 

 

五十肩では腕を上げたりひねった時に、

この[三角筋][赤色]が痛みやすい。

痛みで腕を上げにくいから、

肩を引き上げてカバーしようとする。

すると…、

 

 

肩を引き上げる筋肉[僧帽筋 そうぼうきん][赤色]が疲労し、筋肉痛…。

 

 

 

棘下筋[きょくかきん][オレンジ色]と小円筋[しょうえんきん][青色]は、

肩甲骨の表面から二の腕につき、

肩関節を動かす筋肉。

五十肩の時、この筋肉も傷めやすい。

 

 

大胸筋[だいきょうきん][オレンジ色]は、

「前並え!」と腕を前に出した時に働く筋肉。

この筋肉もガチガチになりやすい。

 

 

肩関節周辺には様々なところから様々な方向へ様々な筋肉がついている。

それらの筋肉が協調して滑らかに動くことによって、

腕は前後、左右、斜め…といろんな方向に動かせるんだなぁ~。

 

 

五十肩では、痛みや関節制限の原因となっている筋肉たち、

1つ1つに鍼やお灸をして、血行を改善し、筋肉の柔軟性を出し、

痛みを和らげ、関節の動きを拡大する。

もちろん、五十肩のバック・グラウンドに冷えがある場合は、

血の巡りを整えるツボにも鍼やお灸をする。

 

 

このように、鍼灸治療はあらゆる症状が対象となる。

そして、東洋医学と西洋医学の両面からアプローチすることが

大事だなぁ~と、コトーは思う。

 

 

わぁ~お!

普段の倍の長さのブログになっちゃった!

でも、おまけの話を書いちゃおうかな。

コトーは無地よりも総柄が好き!

 

 

 

 

猫。

 

 

 

 

横縞と水玉模様と思うでしょ?

足先を外に向けると…。

 

 

 

 

歌舞伎なんだなぁ~。

 

 

 

 

一番お気に入りの靴下。

デニムの7分丈ズボンに映える!!!

 

 

夏日が多くなってきましたね。

マスクをしながら外を歩くと熱がこもって大変!

まめに水分をとって休憩して、熱中症に気をつけましょう!

福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング、

≪レディース鍼灸ことう+≫の

女性鍼灸師・理学療法士、コトーでした。

またねぇ~。

中年コトーのおしゃれ研究室⑥~リフォームの神髄!なんちゃって…

 

孔雀のデザインに一目ぼれしたシャツ。

買いたいけれど、袖なしのシャツって着ないなぁ…。

あっ! そうだ!

自分で袖を付ければいいんだ。

 

 

安易に思いついたが、

このシャツに合う、袖の型紙なんて作れるわけない!!!

とりあえず、手持ちの洋裁本に載っていた半袖の型紙で、

袖の試作を作り、縫い付けてみたら…。

 

 

 

ありゃりゃ、蝶の羽のようになっちゃった。

 

 

 

こんなふうな袖にするにはどう修正したらいいんだろう…。

テキトーに型紙を作り直し、仮布で試作を作り、シャツに縫い付ける。

あー!あー!あー!

なんじゃ、こりゃあ…。

何回、型紙を作り直しただろうか…。

 

 

 

 

素人コトーが作る、精一杯の『袖』。

 

 

 

 

このシャツの袖は、リフォーム屋に頼むことにした。

あなたなら、何色の袖を付ける?

格子に使ってる、『オフホワイト』や『ピンク』が無難だけど、

生地屋には見当たらなかった。

昔の日本の玩具がちりばめられてる。

その中で使われてる『水色』や『薄紫』の生地をシャツに当てると、

デザインがぼやける。

コトーが選んだのは…。

 

 

 

 

えんじ色。

デザインの中では使われていない色だけど、

デザインが引き締まる気がして選んだ。

どう?

さすがプロがリフォームすると、

もともと袖付きのシャツみたい…。

 

 

 

こーんな、可愛いえり付きのシャツは、

袖なしでも着そうな気がして買っちゃった。

しかし、数回、着ただけ。

最近、思いついた。

七分袖を付けてみたら、どうだろう。

あなたなら、どんなデザインの袖を付ける?

どんな素材と色の生地を使う?

このシャツは白と紺の2着。

同色の刺繍をほどこした木綿の生地が合いそうだなぁ。

最終的に、コトーが選んだ生地は…。

 

 

 

 

ひまわりがびっしり描かれた綿ジャージ。

この生地を使って、白シャツに袖を付けてもらった。

 

 

 

 

リフォーム屋さん! すごーい!

袖を付けても、まーったく違和感がない!

袖と同じ布でえりの縁をかがってもらった。

それもアクセントになり、いい感じ!

紺シャツには、色違いのひまわりの生地を使った。

 

 

 

 

じゃじゃーん!

白シャツとは、まったく印象が違う!

面白いなぁ~~~~!

さあ、ラスト問題!

 

 

 

 

このオーバーオール。

どの部分をリフォームしたか、わかるかな?

 

 

 

 

横はこんな感じ。

なぜ、リフォームに出したか…。

着てみると、このオーバーオールのウエストは、

コトーのウエストよりもだいぶ下。

そのため、胴長になっちゃうんだなぁ~。

若者ならそれでいいけど、中年コトーは落ち着かない。

あっ! そうだ!

あそこに布を足したら、オーバーオールのウエストが

今よりも上になる。

あなたなら、どの部分に布を足す?

コトーが思いついたのは…。

 

 

 

 

赤いテープで囲んだ部分。

後ろ見頃の両端を足してもらった。

元のオーバーオールには、ドット・ボタンが下の2個しかなかった。

 

 

オーバーオールは市販のものだから、

同じ生地は手に入らないなぁ…と思っていたら、

リフォーム屋さんがオーバーオールのすそを見て言った。

「随分すそが長いから、すそをちょっと切って、その生地を使いましょうか」

おーっ! そーいう手があったのか。

 

 

 

 

一番上のドット・ボタンだけ違うでしょ?

胴長でないオーバーオールの出来上がり!

 

 

いろいろと洋服をいじくり、

メーカーさんにはすまないなぁ…と思いつつ、

ご機嫌な洋服になったよ~ん。

リフォーム屋さん、ありがとーっ!

 

 

福岡市南区にある女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸ことう≫の、

本業は鍼灸師のコトーでした。

またね。

 

中年コトーのおしゃれ研究室⑤~ハッピーカラーに包まれよう!

 

街はクリスマス一色。

(写真は8年前のもの)

 

 

 

 

今まで出会ったクリスマス・ツリーの中で、一番のお気に入り。

微妙に傾いてる。

真夜中、体を左右に揺すりながらビルの中を徘徊してそう…。

 

 

 

 

夜のライティングは、冷えきった体がほわっと温まる。

 

 

 

 

ちょっぴり光っているのも素敵!

 

 

20代、30代は光り物が苦手だった。

指輪にしてもピアスにしても、いぶし銀のように

光っていないシルバーやゴールドを身につけていた。

しかーし、中年になった今は違う。

 

 

 

 

色によっては光っていないと老けて、

というよりもやつれて見えちゃう。

茶色だった靴ひももゴールドに変えた。

 

 

 

 

パラシュート用の生地で作られたバッグ。

頑丈な上に、雨をはじいてくれる。

手でも持てるし、リュックにもなる。

控えめなゴールドはどんな色合いの服にも

合うんだなぁ…。

 

 

 

 

20代、30代は、赤系の眼鏡フレームがお気に入りだった。

今は黒に近い青。

眼鏡屋さんで赤いフレームの眼鏡を掛けると、

明るい色なのに顔がさえない。

 

 

 

 

赤系統の服や口紅も買うが、青みがかった色を選ぶ。

自分の今の血色や雰囲気にマッチするんだろうなぁ…。

 

 

先日、機織りの作品展へ出かけた。

30代のとき機織り教室に通っていたが、

2年に1回、作品展を開催する。

2年ぶりに先生や仲間に出会った。

「一瞬、誰だか分からなかった。」

「あかぬけたねぇ~。」

「都会の人みたい。」

口々に言われた。

赤抜けた?

垢抜けた?

う~ん、そんなにださかったの? 私…。