大分県日田市豆田町にある『天領(てんりょう)日田資料館』で、『おきあげ雛展』開催中。

 

『おきあげ』とは、羽子板などに貼り付けた、布製の半立体的な日本人形のこと。ガラス越しに撮影し、非常灯がしっかり映ってしまった。すみません…。

浮世絵や歌舞伎などの芝居絵が題材。どんなふうに作るかと言うと…。

まず、下絵を描いて、体の部位や持っている小道具などのパーツごとに、厚紙に写す。次に、各パーツの上に綿をのせ、着物の端切れなどの布でくるむ。そして、土台にそれらのパーツを貼り合わせる。

江戸時代(1603~1868年)後期、宮中の女官の間で、おきあげ作りが始まった。それが、江戸城の大奥の女中にも広まった。やがて、武家の女性の内職となり、参勤交代の江戸土産として、各地に広まった。

おきあげは、羽子板に貼り付けるようになる。そして、おきあげに竹串を取り付け、ワラや畳のヘリに挿して飾る『竹串おきあげびな』も作られるようになる。それから、『掛け軸おきあげびな』へと発展し、庶民にも浸透していった。

 

見つめ合って?にらみ合って?

 

ひょろろん!飛ぶでござる!

 

ポポーン![鼓(つづみ)を打ち鳴らす音]、飛んでる~!

 

重いが飛ぶぜっ!

 

こっちも重いが飛ぶぜっ!

 

しっ!隠れて!

 

ひょっひょっと

 

なんだかなぁ…。

 

ふぅ………。

勝手にセリフを付けちゃった。太古の日本にワープした気分で、紙芝居が出来そうだなぁ~。

個性豊かな雛人形たちに出会える、『2023年 天領日田おひなまつり』は、3月31日(金曜日)まで開催。

福岡県福岡市にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。