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この梅雨の時期は常に湿度が高く、体内の水分代謝がうまくいかず、体がむくむことがあります。夕方になると靴がきつくなったり、足に靴下の跡がついたり…、特に下肢に現れます。

ところで東洋医学の診察方法の中に『舌診』があり、舌は体内の病態を映し出す鏡とされています。舌の形・色・つや・動きや、舌苔(ぜったい)(舌の上のコケのようなもの)の形・色などで体内の状況を判断します。

梅雨の影響によるむくみの時は、舌は普段よりもぼてっと大きく、舌のふちにぎざぎざと歯の跡があり、口の中がなんとなく甘くベトベトすることもあります。

水分代謝をよくしてむくみを改善するには、鍼単独よりも灸法を加えるほうが、より効果的です。ご自宅で毎日下肢へのお灸をすると、下肢のむくみだけでなく、脚のだるさもとれてきます。