今週、来週は忘年会のはしごでしょうか。
皆さんの胃はお達者ですか。
胃の位置にあるツボは、もちろん胃腸症状を治すときにも
鍼灸で用いられます。

ツボの起源は石器時代の中国。
長い年月をかけた治療体験から、
この症状にこのツボ!と体系化されてきました。
胃に位置するツボをいくつかご紹介します。

20101218

『不容 ふよう』
写真の下の縁がおへそのライン。
鎖骨の下から3本の経絡が平行に走っていますが、
胸の下から幅が狭くなります。
その中の一番外側(黄色)の経絡で、
幅が狭くなってすぐのツボが『不容』。
[容]は受納の意味。
胃の受納能力の限界がちょうどこのツボのあたり。
それで、この名前がついたそうです。

『承満 しょうまん』
[承]は受納の意味。
このツボは『不容』の下にあり、
食べた物の量が満タン!ということで
つけられた名前。

『腹通谷 はらつうこく』
この写真では、『承満』の左隣のツボ。
(体の中央にある経絡以外は
 すべて左右対称に計2本あります)
食べた物を上から下に通す道になっているから、
この名前がつけられました。

こんなふうにツボの名前には
一つひとつ意味があります。
皆様、これらのツボが悲鳴をあげないよう、
新年会まで楽しいお酒と食事をどうぞ…。

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