満開、満開!
ここまで開くと
チューリップじゃないみたい。
4回続いた腰痛特集も今日が本当の最終回。
当鍼灸院へ腰痛治療に来られた方によくお話しする、
『自分でできる腰痛治療』をご紹介します。
自分で行う腰痛治療といったら、一般的には、
「弱っている腹筋を鍛え、腰痛がおさまったら、
背筋を鍛える!」
でしょうか。
さんざん腰を痛めてきた私としては、これらは厳しかったですね。
というのは、腰痛がない時でも腰やおなかの筋肉が硬く、
柔軟性がなかったからです。
おあむけで両膝を立てて、頭を上げて腹筋!
背中が一枚板のように硬く、丸まってくれないので、
なんか首の前の筋肉だけ鍛えている感じ…。
こんなタイプの方は、上半身よりも両脚を上げることにより、
腹筋を鍛えたほうが効果があると思います。
うたぶせになって、上体を反らして背筋の筋トレ!
ガチガチの背筋にそんなことしたら、すぐ痛めてしまう。
背筋や腹筋の柔軟性を出しながら筋力をつけていくのが、
ポイントだと思います。
なぜ、腹筋も柔軟性?かというと、背筋が硬いと
その裏側にある腹筋もいつのまにか硬くなっていくからです。
筋肉の柔軟性にかかせないのが、『ストレッチ』。
夜、寝ている間に筋肉は緩みます。
筋肉がかなり緊張したまま眠ると、なかなか緩みにくいので、
眠る前のストレッチは効果的です。
また、眠る直前まで、頭をよく使う仕事をしたり、
難しい勉強などをしたり、いろいろと考え事をしていると、
脳の緊張が続き、体もリラックスできません。
眠る前には脳もリラックスするような配慮が大切です。
朝起きた時に、腰がかたまってすぐには動けない時や、
仕事や作業で同じ姿勢を長くとっていた時も、
無理のない範囲でストレッチをして、
じんわりと筋肉をほぐすことをおすすめします。
毎日ストレッチをしていると、
「あれ?今日はこの筋肉がいつも以上に硬いなぁ~」
と、気づけるようになってきます。
そして、今日、昨日したことで、原因となることを思い浮かべます。
「〇〇すると、この筋肉が疲れてしまうのかぁ」
「次回は終わってから念入りにこの筋肉のストレッチをしよう」
「オーバーワークにならないよう、気をつけよう!」
こんなふうにフィードバックして考えると、筋肉が痛くなる前に、
筋肉の柔軟性を回復させられるようになります。
また、「もう、自分じゃぁ、お手上げ!」と早く気づけるようにもなり、
『かなりひどくなる前にお気に入りの治療院に行く』タイミングも
わかるようになります。
筋肉ってやっかいで、運動しなさ過ぎても硬くなり、痛みが出ることも。
ほどよい運動は大切です。
私は『散歩』をおすすめします。
できるだけ何も持たずに、ゆったり歩きます。
歩行は全身がほどよく動きます。
水中歩行は、冷え症さんにはすすめません。
プールが温水であっても、歩行ぐらいの少ない筋肉活動では、
筋肉は冷えるばかりです。
散歩でなくても、ヨガ教室や体操教室など、
「これなら、自分でもやれそう」と思える運動をみつけて、
やってみることが大切です。
体を動かせることで、なおかつ自分が好きなことでないと、
運動は長続きしません。
おふろで温まると腰痛がやわらぐ方には、ホットパックもおすすめ。
電子レンジで温めるだけのお気軽なホットパックが市販されています。
腰の筋肉は、うなじまでつながっているので、
腰を温めるのであれば、左右の肩甲骨の間も同時に温めて、
長い背筋を緩めましょう。
あおむけに寝て、みぞおちからおへそ、下腹部にかけて、
腹筋が1本筋のように硬くなっていたら、
おなかにもホットパックをして、腹筋も緩めると、
腰が楽になります。
『生活習慣と腰痛』をテーマにしたブログ(2011.4.9.)でも
触れましたが、自分の体のゆがみ、体のかたよった使い方のクセを知って、
出来る範囲で少しずつ直していくことも、腰痛改善につながります。
この度、手作り小冊子『腰痛の話』第2版が完成し、
それを基に、ブログで腰痛を特集しました。
何か参考になりましたでしょうか。
長々としたブログを最後まで読んで頂き、有難うございます。
医学は進歩していきます。
『腰痛の話』第3版を作ることがありましたら、
この場で、またご紹介させていただきます。
腰痛の原因や、体の硬さ・柔らかさ、体の使い方のクセなど、
一人ひとり異なります。
当鍼灸院では一人ひとりにあったストレッチ方法や、
簡単な運動、日常気をつけることなどを、
希望者には無料で指導いたします。
小冊子『腰痛の話』第2版も無料でお渡しします。
福岡市南区で、女性専門の鍼灸院をしています。
お気軽にお電話でご相談下さい。
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