生理痛に鍼灸が効くって、あまり知られていません。
肩こりや腰痛など別の症状で来られた方が、問診中に、
ひどい生理痛や生理不順で困っていることを知り、
一緒に治療していきましょう…ということはあります。
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生理のときに、どうもない人。
なんとなく下腹部や腰が重い人。
下腹部の奥の激痛や頭痛・吐き気で寝込んでしまう人。
生理のときの体調は、さまざまですね。
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そもそも、生理痛って何?
西洋医学の本によると…。
考えられる原因の1つは、経血の通り道が狭い。
子宮が未熟で、子宮下部にある子宮頸管が狭く、
経血が通過する時に出口である頸管が広げられて痛みが起こる。
子宮が成熟すると痛みも和らぐそうです。
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2つめは、子宮の収縮が強すぎる。
不要になった分の、子宮内膜がはがれ落ちて、
血液とともに外に出されるのが生理。
このとき、経血をうまく排出するため、
プラスタグランディンというホルモンが、子宮内膜から分泌されます。
子宮の収縮を強める作用があります。
このホルモンを多く分泌する体質の方は、
子宮を収縮させて経血を押し出す力が強すぎて、
陣痛に近い痛みや、頭痛・吐き気・胃痛・下痢など全身症状が現れることも。
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3つめは、冷えて血行が悪いこと。
血のめぐりが悪いと、子宮内膜からのプロスタグランディンの分泌が多くなるそうです。
また、心理的のストレスで、痛みを強く感じることもあります。
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4つめは、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となっていることもあります。
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東洋医学的にも原因はいろいろありますが、
一番は血の巡りの悪さ。
あおむけ、あるいは、うつぶせでリラックスしていても、
おなかやお尻の筋肉がカチカチ…。
お尻がひやっと冷たい…。
筋肉が硬かったり、冷たいってことは、
骨盤内の血行が悪く、
筋肉の奥にある子宮や卵巣も冷えているかも…。
骨盤周りだけでなく、体全体の血の巡りをよくすることが大事です。
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肩こりや腰痛など別の症状により、
経絡の流れが悪くなっていることも影響しています。
他の気になる症状も治し、体調・体質を整えることも大切です。
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生理のときも、普段と変わらない生活を送りたいですよね。
次回は、生理痛・生理不順の鍼灸治療をご紹介します。