仕事中でも正午近くなると、おなかがキュルルルゥ~って鳴り始め、
腹時計は正確だなぁ…と思うことがあります。
正午近くなくても、鍼灸治療中に、キュルキュルキュルルゥ~と、
患者さんの腸の動きが活発になることがあります。
鍼灸って『痛み』に対してだけ効果があるように思われがちですが、
腸の動きを整え、便秘や下痢にも効くんですよ。
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そもそも腸の動きは、交感神経と副交感神経という
2つの自律神経によって、コントロールされています。
日中の活動期には、交感神経が優位に、
夜間の休息期には、副交感神経が優位になります。
腸が活発に動くのは、副交感神経が優位のとき。
リラックスしているときに、腸はせっせと働いています。
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鍼灸治療中、ツボへの刺激とともに、
全身がリラックスして、キュルルルルゥ-と鳴り出すこともあるわけです。
私が鍼灸師になる前、自分が鍼灸院に通っていたときには、
扉を開けて、お灸の匂いを嗅いだだけで、リラックスして、
治療前からキュルルンルン!
担当の鍼灸師さんに、「おなかがすいているわけではありません」
と毎回言っていたような…。
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いきなりの、カラフル人体図。
小腸がソーセージになってしまった。
胃の中で分解された食物は小腸に入り、
時間をかけて、さらに細かく消化されて、
栄養素(糖質・たんぱく質・脂肪・水・ビタミン)となって、
小腸の内壁から吸収されます。
そして、残りが大腸に運ばれ、さらに水とナトリウムなどが吸収され、
後は便として肛門まで運ばれます。
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腸に入ってきたものを消化したり、運搬するためには、
腸自体の運動がかかせません。
生活リズムの乱れや精神的ストレスなどで自律神経が影響を受けると、
交感神経と副交感神経の切り替えがうまく働かず、
腸の運動が不規則になり、便秘や下痢を繰り返すこともあります。
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おまけの話…。
まだまだ日中は暑く、
冷たいアイスクリームや飲み物を口にする方は多いのでは…。
そのときに五臓六腑に染み渡るぅ~感じがして、
胃腸も冷えて活動が低下しそうな気がしますが、
そんなことはないそうです。
逆に冷たい!という刺激が胃腸の運動を激しくすることもあるそうです。
そのために、胃が痛くなったり、下痢になったりします。
みなさ~ん、そろそろ胃腸をいたわってあげましょーう!