鍼灸師として、以前は理学療法士(リハビリ)として、
多くの方の体に触れてきました。
ヒトの体って、木に例えると、
胴体は幹で、手や脚は枝だなぁ…と常々思っています。
幹がプリンみたいにプニャンプニャンだと、枝は揺れてばかりで、
果実は熟する前に落ちてしまいそう…。
地面に着きそうなくらい長い枝が強風にたなびいている時に、
細い幹であればあるほど、幹自体も少ししなってくれたほうが
耐久性がありそう…。
頭の重みを支えつつ、胴体をしなやかに動かしたり、
動きを止めたりしている背骨と筋肉。
今日は、背骨に注目してみようと思います。
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背骨は24個の骨が上下に積み重なってできています。
じゃん!
これは、上から見た、腰の骨の1つ。
モンスターの笑い顔になっちゃいました。
真ん中の空洞(椎孔・ついこう)に脊髄(せきずい)という神経が通っています。
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じゃん!
これは、横から見た、腰の骨2つ。
2つの骨の間には椎間板(肌色の部分)があり、
背骨にくる衝撃を和らげる、クッションの役目をしています。
この絵には5本しかありませんが、
7種類の靭帯(じんたい)が、上下の骨をしっかりつないでいます。
椎孔(骨の真ん中の空洞)が連続して、筒状の空洞になっていますが、
それを脊柱管といい、
脳から脊髄が通っています。
この脊髄は枝分かれし、背骨の骨と骨の横の隙間を通って、
腕や脚の神経となります。
この背骨を支え動かしているのは、胴体にあるたくさんの筋肉。
これらの筋肉が協調して働いているので、
私たちは上からくる重力に対して屈することなく、
座っていたり立っていられます。
私たちが横になるまではこれらの筋肉は休憩できません。
すごいヤツです!
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先ほどの手描き図に出てきた椎間板。
この椎間板が痛んで、その一部が脊柱管や骨と骨の隙間にはみ出して、
神経を圧迫するのが『椎間板ヘルニア』。
次回は、この『椎間板ヘルニア』についてご紹介したいと思います。
よろしくぅー!!