先日、数年ぶりに鼻風邪をひきました。
20代の頃は万年アレルギー性鼻炎持ちで、
左鼻がつまっていることが多く、
人よりもにおいを感じるのがワンテンポ遅かった!
鼻がつまっていても、鼻水が止まらなくても、
ウイルスが麻酔薬を脳ミソに振りかけながら飛び回っているんじゃないか!!
と思うくらい、頭がボーッ、ボーッ、ボーッとしてつらいですね。
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今日はその『鼻』に注目したいと思います。
いきなりグロテスクな、鼻を横から見た断面図。
図の灰色の部分は、骨です。
鼻の奥の側壁には3つの屋根状のヒダ(図の1・2・3)があります。
鼻から吸い込んだ空気は、このヒダの間を通っていきます。
大部分はヒダの間の中央と下を通るそうです。
一部が上を通り、嗅上皮(きゅうじょうひ)(図の赤の部分)に向かいます。
鼻の天井にある『嗅上皮』には、
においを感じる嗅細胞(きゅうさいぼう)が集まっている!
この嗅細胞がにおいを、脳の『嗅球 きゅうきゅう』に伝え、
脳の奥まで伝わり、「あぁ、おいしいカレーのにおい!」などと認識します。
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ヒトって何種類ぐらいのにおいを識別できると思いますか。
なんと、3000~1万種!!
1リットルの空気中にある100億分の1グラムのにおい分子も感知!
すごいっ!
この嗅覚(きゅうかく)。
非常に順応が速い。
『順応』って、同一刺激を連続して受けると、
それに対する感受性が低下する現象のこと。
1つのにおいには、すぐなれて感じなくなる。
しかし、別のにおいは感じる。
2種類以上の物質を混ぜると第3のにおいが生じる。
おもしろい!
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もう1度、手描き図を見ていただきたいのですが、
鼻の奥の奥にある、耳管の開口部。
耳につながっています。
思いっきり強く鼻をかむと、感染した鼻の粘膜から、
耳管の開口部⇒耳管を通って、中耳へと感染が広がり、
鼻風邪から中耳炎になることがあるのですね。
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鼻のことを意識していたら、鼻の奥がむずむずしてきた!
次回は鼻炎の鍼灸等の治療について書こうと思います。
よろしくでーす!