膝の痛みが続いている…。

そんな悩みで鍼灸院に来られる方がいます。

私自身は20代の頃、スキーにはまり、

下手なくせに上・中級コースで滑り、

コントロールがつかず、加速!加速!

必ず左カーブで耐え切れずにスッテンコロリン。

左膝を捻って、何回も痛めました。

今回と次回は、その膝に関することを書いてみようと思います。

骨盤からふくらはぎまでの色つき骨。

外から見てもわかりませんが、

太ももの骨って斜めについています。

膝下の、ふくらはぎ部分の骨は2本。

膝の関節をつくっているのは、そのうちの太い骨。

膝の3つの関節、股関節と膝関節と足関節(足首)のうち、

股関節と足関節は、グルグル回せる動きができますが、

膝関節は曲げるか伸ばすか、単純な動きしかできません。

膝周辺の筋肉を線で描いてみました。

これは前からみた筋肉。

骨盤と膝下の骨を結ぶ筋肉もあれば、

太ももの骨と膝下の骨を結ぶ筋肉もあります。

これは後ろからみた筋肉たち。

骨盤とふくらはぎの骨を結ぶ筋肉や、

太ももの骨と踵の骨を結ぶ筋肉。

これらの筋肉たちが、私たちの膝を動かしつつ、膝をケガからガード!

これは膝を曲げた状態で、前から膝をみた図。

太ももの骨と膝下の骨との間で、クッションがわりになるのが、

『内側半月 ないそく・はんげつ』と、『外側半月』。

そして、

関節の中央にある、

『前十字靭帯 ぜん・じゅうじ・じんたい』と『後十字靭帯』。

関節の外についている、

『内側側副靭帯 ないそく・そくふく・じんたい』と、『外側側副靭帯』。

これらは、関節が大きくぶれないように支えている、

とっても大切な靭帯たちです。

膝の関節を横からみた図。

左側が膝の前です。

太ももの骨と膝下の骨の端っこには、関節軟骨がつき、

硬い骨と骨がこすりあわないようにカバーしています。

今日は5枚の図を描きました。

な~んとなく、膝の構造が伝わりましたでしょうか?

ふと思い出したことがあります。

(ここだけの話ですが)

絵本作家になりたい!と思ったことがあります。

面白い夢を見て、それを童話にしようとしましたが、すぐ断念!

絵が…、

絵が…、

絵が…、

描けない…。

今描いているのは『下手の横好き』ですねぇ~。

(悲しい…。

このことわざの『下手の』の後ろの文句が思い出せずに

電子辞書のお世話になった。)

余談が長すぎました。

次回は、膝の鍼灸治療をご紹介します。