突然の質問ですが、
鍼灸の鍼って痛そうで怖いですか?
…?
そうですよね…。 怖いですよね。
最初は私も怖かった。
鍼灸の学校では、まずこの台を使って鍼を打つ練習をします。
Dにいくほど硬い。
その後、自分の太ももやふくらはぎに打ちます。
これは最初怖かった!
コツをつかめると、なんてことない。
本場の中国と日本では、鍼の刺し方が違います。
日本では、鍼の手前にある鍼管(しんかん)も使います。
(中国にはこの鍼管がありません。)
鍼灸の学校でまず習うのが『片手挿管法』。
右手に鍼と鍼管、左手にデジカメを持ってご紹介!
鍼管の下を薬指と小指と手のひらで固定しながら、
親指と人差し指で鍼を鍼管の中に入れて、
鍼が鍼管の中へ、下へ落ちていくと同時に、
中指と薬指と小指で、鍼管の下端を親指側に移動させ、
鍼が鍼管の下端から出てきたところを、
親指と人差し指の付け根ではさみ、
人差し指を伸ばして、
手のひらを下に向けて、
皮膚に垂直に鍼管を向ける。
この間も、鍼管から数㎜出ている鍼を親指と人差し指ではさんで、
鍼を下に落とさないように踏ん張っている!
左手の親指と人差し指で鍼管の下を固定する。
鍼のほうが鍼管より少し長い。
右人差し指で、鍼先を打つ。
右の指で鍼管を取った後、
上の写真のように右親指と人差し指で
鍼を更に中に入れることもあれば、
すぐ抜くこともあります。
鍼を打たれる方は、鍼灸師がどのように鍼をするか
見る機会はないので、
11枚の写真と共にご紹介しました。
こんなのを見たら、よけい怖くなりました?
う~ん…。
鍼管を使ったほうが、打ち始めに鍼がたわまず、
鍼管が皮膚を押しているので、鍼が皮膚に入っていくのが感じにくいと
言われています。
しかし、
中国に留学中、腰が痛くなり、鍼灸を教わっている先生に
鍼管なしの鍼をしていただきましたが、痛くもなんともありませんでした。
写真を撮る前に、爪を切っておいてよかった。
それにしても…、
私の爪って小さいですよね。
他人様の半分しかありません。
青春まっただ中の頃はネイルをしても、
小学生が大人ぶっている爪にしか見えなくて、
何度もがっくりしました。
次回は、鍼の種類と技法、そして鍼の良さ!!をご紹介します。
よろしくです!