食べすぎたり飲みすぎた後に、

口角(唇の両端)の皮膚が荒れていたことはありませんか。

胃を覗き込んでいないのに、

「あーっ、胃に負担をかけてしまった…」って思いますよね。

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いきなり、グロテスクなツボ・モデル君の顔写真!

口角の横には、『地倉』というツボがあります。

ええっと…、鍼灸本によると、

『地』は土地のこと。

『倉』は食べ物を貯蔵すること。

古代中国人は、額(ひたい)を『天の庭』に例え、

頬(ほお)を『地』に例えたそうです。

頬と歯の間に食べ物がたまった様子を『倉』といったことから、

この名前がつけられました。

このツボは、『足の陽明胃経 ようめい・いけい』という

経絡の上にのっています。

名前のごとく、この経絡は、胃の働きにも関係しています。

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グロテスクなツボ・モデル君アーップ!

『足の陽明胃経』は、黄色の線です。

目の下の『承泣 しょうきゅう』というツボから始まり、

首の前、胸、おなか、太ももの前…と、

ずずずーっいと下ります。

膝から下のツボ・モデル君。 見づらい写真ですみません。

足の人差し指のツメの横のツボ『厲兌 れいだ 』で終わります。

途中、むこうずねに『足三里 あしさんり』というツボがあります。

胃の調子を整える時に、このツボに鍼やお灸をします。

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鍼やお灸って痛みやこりだけでなく、

内臓の調子も整えるんですよーっ!!!