前回に引き続き、『疲れやすさ・だるさ』の話のはじまり、はじまりぃ~!
今日は『疲れにくさ』に注目してみようと思います。
*
「こんなに忙しいのに、そんなに疲れていないなぁ…」
不思議に思うことがあります。
例えば、ここぞっ!という仕事の真っ只中。
どんなに不規則の生活であっても、脳ミソも体もフル回転!
ただ、これには落とし穴があり、
その大事な仕事がクリアできた直後に、風邪を引いたり、
どっと疲れやだるさが押し寄せてくる!
本来、私たちは朝目覚めると交感神経(自律神経の1つ)がぐっと働き、
体も心も活動的になります。
夜になると、副交感神経に切り替わり、
リラックス・モードになり、スムースに眠ることができます。
このサイクルが乱れ、体が活発になる交感神経が長く働くと、
脳ミソも体も「疲れたぁー!」とSOSを送っても、
当の本人は大事なことをクリアするのに手一杯で気づかない…。
こんな時は、『疲れにくい』のではなく、『疲れに気づけない』状態ですね。
ちなみに、副交感神経が長く働く…、例えば寝すぎるとどうなるでしょうか。
目が覚めても、交感神経へのスイッチが切り替わりにくく、
ぼやーっとだるさを感じます。
*
私の場合、『疲れにくさ』と『季節』はとても関係が深いですね。
夏は代謝がよく、ぱっぱか動いても疲れにくい!
冬はぐぐーんと代謝が落ち、疲れやすいとまではいかなくても、
動きが鈍い!
*
基本的なことですが、3食バランスのとれた食事を取り続け、
睡眠もそこそこにとれているときは、疲れにくい!ですね。
*
ところで、
筋肉の硬くなる原因って何が考えられるでしょう。
すぐ思いつくのは、スポーツなど運動のしすぎでしょうか。
実は、筋肉は使わなすぎても硬くなり、
筋肉自体が疲労しやすくなります。
日々、ほどよく動いていると、
筋肉の柔軟性や筋力が保て、疲れにくいですね。
年齢とともに筋肉も老化してくるので、
若いときのように疲れない!わけではないですが…。
(あっ! 自分のことです)
*
2回続けて『疲れ・だるさ』について書いてみました。
生理前や生理中、二日酔い、貧血、胃下垂、低血圧、冷え症なども
影響することがあり、
『疲れ・だるさ』の原因はたくさんありますね。
「動けないほど体がだるいのに、病院での検査では異常がない…」
そんな方が鍼灸院に来られるときがあります。
鍼灸治療では、『疲れやすさ・だるさ』の原因を見極め、
原因の一つひとつを解消するツボに鍼やお灸をします。
*
5月8日(火)と5月20日(日)のお灸教室のテーマは、
『疲れやすさ・だるさをとって軽くなろう!』です。
筋肉の疲労、脳ミソの疲労(=頭の使いすぎ)、自律神経の乱れなどを
解消するツボへのお灸とツボ押しを参加者の皆さんとします。
当鍼灸院で、のほほほほ~としているお灸教室です。
興味のある方はお気軽にご参加下さい。
お灸教室のご案内は3月29日のブログでご紹介しています。
*
今日からゴールデン・ウィークの方が多いのでしょうか。
ステキな連休になりますように!