ツボの裏にツボがあるんです!

本当です!

有名なツボとしては、『裏内庭 うら・ないてい』。

足の甲で、人差し指と中指の間のつけ根ぐらいにあるのが『内庭』。

足の裏で、ちょうど『内庭』の位置に当たるツボが『裏内庭』。

食あたりなどの胃腸症状を整えたり、足の痛みなどを治す時に

鍼やお灸をします。

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他に、真裏にあるツボは、『裏合谷 うら・ごうこく』。

『合谷』は、手の甲、親指と人差し指の間にあります。

手のひらで、ちょうど『合谷』の位置に当たるツボが『裏合谷』。

鍼灸本で、裏〇〇とつくツボを調べてみると、

『裏期門 うらきもん』 『裏少商 うらしょうしょう』 『裏少衝 うらしょうしょう』

『裏商陽 うらしょうよう』と、けっこうある!

この4つのツボは、真裏にはありませんが…。

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表と裏の同じ位置にあっても、名前に裏がつかないツボもあります。

ぱっと思い浮かぶのが『内関 ないかん』と『外関 がいかん』。

手首の少し上にあります。

膝の内側と外側にあるのは、

『陰稜泉 いんりょうせん』と『陽稜泉 ようりょうせん』。

これらは、陰のツボと陽のツボの関係。

そもそも鍼灸治療では、

陰と陽のバランスを整えることが肝心であり、

この陰のツボと陽のツボを同時に、鍼やお灸をすることがあります。

各々のツボには特徴があり、治せる症状もツボによって違います。

鍼やお灸をする方の、症状や体質やツボの反応などを診て、

どのツボを使うか決めます。

ツボを触わると、、へこんでいたり、ざらざらしたり、ぷにょぷにょしたり、

反応は様々なんですよ。