鍼灸は中国から伝わった治療法ですが、
日本人が発案した鍼もあります。
円皮鍼(えんぴしん)。
円形のシールの中央に鍼がついています。
この写真のものは、直径0.2mm、長さ0.9mmの鍼です。
とーっても細く短い鍼なので、
シールを貼っていても違和感はほとんどありません。
ツボの上から軽く押しているかんじです。
頑固で強い痛みなど、
ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。
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皮内鍼(ひないしん)。
これも細く短い鍼(写真は直径0.4mm、長さ5mm)です。
鍼のリングのところをピンセットで挟み、
皮膚の1~2mm下を、皮膚と平行に刺し、
医療用のテープで固定します。
鍼のリングの部分は皮膚には入らず、
鍼全体が皮膚に入ってしまうことはありません。
皮膚に平行に刺しているので、違和感はまったくありません。
これも、ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。
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内くるぶしの近くにあるツボ『三陰交 さんいんこう』。
婦人科の症状の特効穴(とっこうけつ)といわれています。
当鍼灸院では、強い生理痛や生理不順など婦人科の症状に対して、
このツボに皮内鍼をすることがあります。
すると…、
「脚のむくみにも効いて、脚がだるくなりにくいですよ」
皮内鍼をした方から、そんな感想もよく聞きます。
梅雨の時期には、むくみがひどくなる方がいらっしゃいますが、
『三陰交』というツボは水分代謝を調節する働きもあり、
むくみにもよく用います。
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むくみにはお灸も効きます。
自分でこつこつお灸を続けると、むくみにくくなります。
当鍼灸院では、6月12日(火)と6月17日(日)に
むくみをテーマにお灸教室をします。
詳しくは左のカテゴリーの「お灸教室」をご覧下さい。
梅雨本番!
じめじめした季節を乗り切りましょー!