最近、
「ぎっくり腰を起こしそうなくらい腰が痛い…」
と当鍼灸院に駆け込んでくる方が増えています。
5月・6月は気温がとっても不安定。
今日みたいにザーザー雨が降っている日は肌寒く感じ、
日差しが痛い快晴の日は、汗が出るくらい暑い!
日中は暑いけれど朝晩は肌寒い日もある…。
おまけにスーパーなどでは冷房が入り始める…。
体は体温調節に大忙しです!
冷えて血行が悪くなると、筋肉も硬くなりがち。
腰痛持ちさんは、普段から腰の筋肉が硬めなので、
さらに硬くなり、
いつの間にか「ギクッと痛めそう」となることも…。
*
また、梅雨の時期は『湿邪 しつじゃ』に影響を受ける方もいます。
東洋医学では、自然の気候の変化を重視しています。
気候を変化させる、『風』 『寒』 『暑』 『湿』 『燥』 『火』 が
過剰だったり不足すると、
『風邪 ふうじゃ』 『寒邪』 『暑邪』 『湿邪』 『燥邪』 『火邪』という
邪気(じゃき)になります。
体が弱っていると、この邪気の影響を受けやすくなります。
この6つの邪気には性格があります。
『湿邪』の『湿』は、水に似ていて下に流れやすく、
症状は下半身に現れやすい。
例えば、むくみは脚に現れやすい。
『湿』は重く、停滞する特徴もあり、
湿邪が体内に入ると、頭や体が重く、だるい感じになります。
脚がむくんだり、重く感じる腰痛はこの湿邪が影響しているかも…。
*
冷えや湿邪の影響を受けている頑固な腰痛には
しっかり温めることが大切!
当鍼灸院でよく使うのが
灸頭鍼(きゅうとうしん)。
鍼の先にモグサをつけてお灸をします。
鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果!!!
「腰から脚にかけて温泉に入っているみたい」と
よく言われます。
腰~お尻~脚をしっかり温めると、脚のむくみも改善します。
*
余談ですが、
腰痛が強いとお尻の筋肉も硬くなりがち。
硬いってことは、お尻の血流も滞っているかもしれません。
当鍼灸院は女性専門ですが、
お尻の奥には子宮や卵巣など大事な臓器が入っているので、
お尻の筋肉を柔らかくして、血行をよくすることも
大切だと思っています。
*
新潟の友人から今年もアスパラガスが届きました。
無農薬で作ること自体大変なのに、
気候の急変や原発事故による放射能測定など
さらに手間がかかり、
愛情のたっぷり入ったアスパラガスは格別です!!!