ピラティス教室に通い始めました。

ピラティスってご存知ですか?

20世紀始めに、ドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が考案したエクササイズ。

第1世界大戦中、負傷した兵士のリハビリとして

考え出されたのが始まりだそうです。

以前、リハビリの仕事をしていたので、

興味のあるトレーニング方法です。

まだ習い始めたばかりなので、よくわかっていませんが、

体の中心や奥にある筋肉を鍛えながら、

体全体のバランスを整えていく感じ…。

インストラクターの方から、

「体の細部まで意識できていて、テニスでもやっているんですか」

と聞かれました。

おだてられちゃうと、ますますがんばっちゃうよぉ~!

ちなみに、テニスの腕前は…、

中学時代にバトミントンをしていたせいか、

ラケットを持つと、どうしてもスナップをきかせてしまい、

テニスボールはあちこちに飛び、

球拾いが大変でした…。

               *

久しぶりの習い事は楽しいですねぇ~。

興味のある世界に入った時のわくわく感が好きなのかな…。

一番最初の習い事はオルガン教室。

幼稚園児でした。

オルガン教室を卒業してエレクトーン教室に通いだし、

これは社会人になっても続いていました。

今、計算してみたら、なっなんと20年間通っていました。

私の通っていた教室は、グレード・テスト(技量による等級テスト)があり、

高い等級を持っていると、指導者などの仕事につきやすくなっていました。

社会人になってから高い等級のテストを受けました。

たしか、課題曲が3曲、自由曲が7曲、

あわせて10曲ぐらいあったと思います。

自由曲は指定されている本の中から自分で選べます。

すべての曲を1回弾くだけでも、約40分!

試験では、各々1曲ずつ、試験官の選んだ曲を弾きます。

他には…、

エレクトーンの楽譜を初見でアレンジしながら弾く…とか、

途中まで書いてあるメロディーに対して、

これも初見で続きを考えながら弾き、曲にする…など。

今ではとーていできない課題です。

結果は…、落ちました。

試験直前に、課題曲の暗譜(楽譜を見ずに弾く)を練習し始めました。

暗譜で弾いたほうが、高い点数が取れます。

試験当日、楽譜を見ないで課題曲を弾いたら、

何度もつっかえ、合格点まであと3点足りませんでした。

いや~、20年前のことをよく覚えているなぁ~。

               *

その頃、染色の学校にも通っていました。

これは、スクリーン印刷という手法を習った時の作品です。

布に印刷しています。

題材の目覚まし時計は、その頃使っていたもの。

時計の針が指している時間は、

エレクトーンの不合格の知らせを読んだ瞬間そのもの!!

「夢破れ、こんなに自分がなさけなく感じたことを一生忘れないように

描き留めておこう!!!」と

『Dream』という文字も加えた気がします。

(12の数字の下に描いています)

その後、再挑戦はしていません。 なんでだったかなぁ~?

この不合格は、苦い思い出にはなっていません。

試験前、毎日10曲を何十回も練習する時間はありませんでした。

そうなると、1曲を弾く度に、その曲のイメージどおりに、

そして間違えないように弾くことが要求されます。

試験に向けての練習は、

集中力をアップするトレーニングにもなっていました。

今でもここぞっ!というときに、すぐ集中できるのは、

このおかげだと思っています。

おっおー! 哀愁を帯びた畳ですねぇ…。

かなり前に撮った写真です。

最近は、ほこりまみれのエレクトーン。 弾きたくなりました…。