毎月くる生理…。
何のトラブルもなく、その日を過ごしたいですよね。
『生理』は、気(=エネルギー)と血(=栄養分)の充実と
血の調節が大切です。
その気・血とかかわりの深い五臓六腑は、心・肝・脾(ひ)・腎・胃。
これらの五臓六腑は、東洋医学でいう臓器のことで、
西洋医学でいう心臓・肝臓・脾臓・腎臓・胃とは、ちょいと働きが異なります。
手少陰心経(て・しょういん・しんけい)という経絡(けいらく)。
脇の下に始まり、腕の内側を下り、手の小指の内側で終わります。
左右対称にあります。
この経絡の上には、片側だけで9個のツボがのっています。
体内では、『心』とつながっています。
『心』は、血を全身にめぐらせる血脈(けつみゃく)をつかさどっています。
足闕陰肝経(あし・けついん・かんけい)。
足の親指の外側から始まり、脚の内側を上り、肋骨の下で終わります。
これも左右対称。
片側だけでツボは14個!
体内では『肝』とつながっています。
『肝』は、血を蓄え、体の活動状況に応じて、血量を調整します。
足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)。
目の下から始まり、のど、胸、おなか、脚の外側を下り、
足の人差し指の外側で終わります。
これも左右対称。
ツボは45個! 顔だけで8個。
体内では『胃』につながっています。
『胃』は、口から取り込んだ飲食物を、『脾』と一緒に消化・吸収し、
気・血・津液(しんえき)(=水分)の素を作り出します。
足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)。
足の親指の外側から始まり、脚の内側を上り、
おなかと胸の外側を上り、脇の下の少し下で終わります。
ツボは21個。
体内では『脾』につながっています。
『脾』は、血が全身にめぐる際、血脈の外へ漏れずに、
スムースに巡らせる働きをします。
足少陰腎経(あし・しょういん・じんけい)。
足の裏から始まり、脚の内側を上り、おなかと胸を上り、
鎖骨の下で終わります。
ツボは27個!
体内では、『腎』とつながっています。
『腎』は、生命力の根源である原気(=げんき)の素を蓄えています。
これは、成長、成熟にもかかわっています。
これらの五臓六腑の機能が、東洋医学的にはどうなっているのか…。
生理の状態や生活スタイルなどを問診し、触診し、見極めます。
例えば、生理でもないのに出血する。 いわゆる不正出血。
これは『脾』の、『血を血脈の外に漏れださない』働きが
弱っている…とみます。
そして、脾とつながっている『足太陰脾経』という経絡上のツボに、
鍼やお灸をします。
その刺激により、この経絡の流れがよくなり、
脾の機能も改善し、血は血脈の外へ漏れ出さなくなり、
不正出血もおさまる…と考えます。
おおっ!予想以上に経絡の話が長くなりました。
生理のトラブルの鍼灸治療は、次回にさせていただきます。
よろしくです!
久々に描いたツボ・モデル子ちゃん!
お絵描き教室に通い始め、少しは上達したでしょうか?
ってウソウソ。
姿見の前でポーズをとりながら、あーだこーだと描きました。
しかーし、結論!
その1 絵が小さすぎて、心経以外の経絡の違いがよくわからない!
その2 同じ顔は描けない!
せっかく描いたので、ブログにのせちゃいました。
ひらきなおり…。 はっはっはーっ!
さらにおまけの話…。
昨日、慢性の肩こりに困っている方が当鍼灸院に来られました。
なぜ、肩こりを鍼とお灸で治そうと思ったのか、尋ねました。
「旅行先の台湾で、占い師に「鍼に行きなさい」と言われたから…。」
へっ?
肩こりの治療のためというわけではなく、
話の流れでそう言われたそうです。
鍼やお灸に来られるきっかけはいろいろですねぇ~。
私は占いに行ったことがありませんが、その占い師に占ってほしい!
私はどこへ行きなさーい!と言われるだろうか?
えっ?
お絵描き教室?
それは話が出来すぎている…。