特集 生理の話も最終回!
1ヶ月間かかっちゃいましたねぇ~。
ちょいとおさらいをすると…、
生理は子宮と卵巣だけでなく、脳も重要な働きをします。
卵巣が手順よく働くために指令を出すのは、
脳から卵巣へ分泌する女性ホルモンでしたね。
その女性ホルモンは、健康状態やストレスの影響を受けやすいという
特徴もありました。
ということは、生理のトラブルの原因は多岐に渡ります。
生理にかかわるトラブル自体も、
生理痛がひどくなる…、
生理の周期や期間や出血量が変化している…、
生理の前後にも下腹部痛など様々の症状があらわれる…、など
いろいろあります。
それらの変化が強くなったり、長く続いている場合には、
子宮や卵巣などの病気も考えられます。
そんなときには、ためらわずに、婦人科での診察が大切ですね。
鍼やお灸では、生理痛や生理不順や、生理の影響であらわれる
諸症状(むくみ、頭痛、腰痛、肩こり、イライラ…)など、
具体的な症状に対して治療します。
まず、問診や触診により、生理の状態やトラブルを把握し、
どのように体質が崩れているのか、見極めます。
それらは一人ひとり異なるので、
鍼やお灸に使うツボや治療方法も様々です。
症状が重かったり、長期化している場合には、体質を改善し、
体の底力をアップすることが重要となります。
そんなときには、
当鍼灸院では、皮内鍼(ひないしん)をよく使います。
細くて短い鍼を皮膚と水平に刺し、
医療用のテープで固定し、2~4週間ツボを刺激します。
以前ブログに写真付きで皮内鍼のやり方をご紹介したことがあります。
興味のある方は、『私の相棒 鍼の道具たち その2』をクリック!
体質改善のために、ご自宅でのお灸もお勧めです。
底にシールのついた台座灸は、操作が簡単です。
最近はツボを紹介した本がたくさん出版されていますね。
お灸も鍼もたくさんのツボにすればいいってものではありません。
最寄りの鍼灸院で、ご自分にあうツボと、ツボの取り方の
指導を受けることをお勧めします。
ずいぶんと長い特集になりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
生理や女性ホルモンは体や心に変化をもたらします。
上手につきあっていきたいですね。